【経済】韓国企業が相次ぎ業績下方修正 景気低迷で[10/25]

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○韓国企業が相次ぎ業績下方修正、景気低迷で

世界的に景気低迷が長期化し、韓国企業が相次いで業績見通しを下方修正している。
今年下半期に入り、欧米に続き、中国でも景気低迷の兆しが見られることが主因だ。

金融情報業者のFNガイドによると、証券会社が業績予測を発表している上場企業
118社のうち、91社の営業利益予測が今月初めに比べ引き下げられた。サムスン電子は
今月初め、第3四半期(7−9月)の営業利益が8兆ウォン(約5780億円)台にとどまったと
発表しており、ほかの大企業も好業績は期待できないとの見方が優勢だ。

SKハイニックスはDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)
市場の低迷を受け、第3四半期の売上高が前年同期比5.8%増の2兆4235億ウォン
(約1750億円)、営業損益は150億ウォン(約11億円)の赤字で、赤字幅は前年同期
(2768億ウォン)に比べ大幅に縮小した。LG電子も第3四半期の売上高が4%減の12兆
3758億ウォン(約8950億円)だったものの、営業損益は2205億ウォン(約160億円)の
黒字で、前年同期の319億ウォンの赤字から黒字転換した。ポスコの第3四半期の
営業利益は17.6%減の1兆617億ウォン(約770億円)で、当初予測(1兆862億ウォン=
約785おけうん)を下回った。ポスコは業績説明会で「第4四半期(10−12月)の業績は
第3四半期を下回る」との見通しを示した。ポスコの株価は24日、1%以上下落し、
4日連続安となった。

しかし、一部には韓国企業はそれでも善戦しているとの評価もある。SKハイニックスは
第3四半期の赤字が予想を下回った。LG電子も証券会社の予想を覆し、携帯電話
部門が第3四半期に205億ウォン(約15億円)の黒字に転換した。

信栄証券のチョ・ヨンジュン専務は「絶対的に悪い状況ではなく、これまで期待値が
高かったため、業績が悪く見える面がある。国際競争力を備えた企業は今回の
不況をむしろ市場拡大のチャンスととらえることが可能だ」と指摘した。

□ソース:朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/25/2012102500598.html