犯罪多発で生活、ビジネスコストが上昇
マレーシアの生活コスト、ビジネスコストが上昇中だ。犯罪が多発し、
防犯にかかる費用が上昇していることが原因だとみられている。
地区の出入り口に防犯カメラを設置し、警備員詰め所を設ける住宅街が増えているが、
この費用は住民が負担している。
会社や店舗の内外に防犯カメラと警報器を設置し、安全上の理由から社員、
従業員を暗くならないうちに退社させるようにしているところも多い。
カフェを数店経営しているケン・ウォンさんが「マレーシアン・インサイダー」
のインタビューに応え、防犯費用について、「居住区にはゲートが設けられ、
警備員を配置しているが、その費用は毎月1200リンギにのぼる。
カフェは、防犯カメラを20台以上取り付けている。警報器1台のサービス費が
毎月300リンギかかっている」と語った。
政府と警察の発表によると、今年1月から5月の5カ月間の犯罪発生件数は6万3221件で、
昨年同期比10.1%減となったという。だが、「その実感がない。犯罪は増えていると感じている人が多いのではないか。
『自分の身は自分で守る』という気持ちと備えが必要だと強く感じる」と、ウォンさんは語っている。
ソース
犯罪多発で生活、ビジネスコストが上昇 : マレーシアのニュース・お役立ち情報|南国新聞
http://www.nangoku.com.my/20120819-1126/