韓国陸軍が、予算の不足を理由に、7000人を超える訓練兵たちに運動靴を支給できていないことが、15日までに分かった。
陸軍の関係者によると、今年5月21日から先月4日までの間、忠清南道論山市の陸軍訓練所や京畿道議政府市の第306補充隊、
江原道春川市の第102補充隊に入所・入隊した約7400人の訓練兵に対し、運動靴を支給できなかった。
未支給の運動靴のサイズは、19種類のうち26.0−28.0センチの5種類だ。
陸軍側は昨年6月、同年7月1日から今年6月30日までの期間に支給する運動靴の契約を業者と締結した。
当初、陸軍が定めた運動靴1足の予算は約1万1000ウォン(約760円)だった。
ところが、陸軍が定めた運動靴の価格が安すぎるとの理由で、業者が入札に参加しなかったため、
入札を担当する調達庁は価格を少しずつ引き上げた。
結局、当初の単価に比べ5300ウォン(約365円)高い1万6300ウォン(約1100円)で落札された。
契約が締結された時点でも、予算不足のため運動靴を支給できない事態は予想されたが、陸軍はこれまで対策を講じず、
約9カ月たった今年3月15日になって、調達庁に緊急の調達を要請した。
5月3日に業者と契約を締結したが、結局運動靴の供給が間に合わなかった。
なお、陸軍は、これまで運動靴を支給できなかった4600人の訓練兵に対し、今月末までに支給を終える方針だ。
これについて陸軍の関係者は「今後、このような事態が発生しないよう、
運動靴1足の予算を2万ウォン(約1400円)に引き上げ、兵士に支給する運動靴も1足から2足に増やした」と説明した。
記事入力 : 2012/07/16 10:46
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