永登浦警察署、商店など8000カ所のデータベース構築
ソウル市永登浦区では今後、112番(日本の110番に相当)への通報者が、住所などが分からなくても、
近くにある商店などの名前を一つだけ話せばよいことになった。警察が、通報を受け、すぐに正確な場所に
出動できるシステムを構築したためだ。永登浦警察署は13日「112番に通報する際、近くの商店などの
名前を告げるだけで、すぐに当該商店などの住所や電話番号を把握できるシステムを構築した」と発表
した。例えば、通報者が「ここは永登浦、○○○焼き肉店の近くだ」と告げると、永登浦地区隊や派出所
(いずれも交番に相当)がパソコンに焼き肉店の名前を入力し、住所や電話番号をすぐに突き止めることが
できる。
このシステムは、永登浦署の状況把握室が先月初めから、永登浦区役所の支援を受け、1カ月にわたって
データベースを構築し、完成させた。データベースには管内約8000カ所の飲食店、カラオケボックス、インター
ネットカフェ、金融機関などが搭載されている。これまでのシステムでは、通報者が正確な住所を告げないと、
警察がすぐに事件現場に出動することができなかった。携帯電話の位置を追跡しても、半径数百メートルの
範囲を調べなければならなかったからだ。永登浦署のノ・サンレ警衛(警部に相当)は「緊迫した状況でも、
商店などの名前さえ記憶できれば、警察が正確な位置を突き止め出動できるようになる」と話した。
パク・サンギ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2012/07/14 11:48
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/14/2012071400515.html