朝日放送系の人気番組「探偵!ナイトスクープ」に探偵役としてレギュラー出演するタレント、
長原成樹さん(47)。本紙朝刊連載「吉本興業研究」で産経新聞の取材に応じた長原さんは
「筋金入りのワル」だったという少年時代や、在日コリアンとしての生い立ちなど、
自身が歩んだ「半生」を熱っぽく語った。
−−18歳のとき、強盗事件を起こして逮捕された少年時代や、自身の生い立ちなどを
告白した著書『本職未満』を上梓(じょうし)した。
「僕はこの世界に入って、自分が韓国人であることを隠したことはありません。
誰かに聞かれたら『僕は日本人ちゃいますよ。韓国人ですよ』って答えてましたもん。
ただ、先輩の島田紳助さんからは、『自分から言う必要はない』といわれました。
自分が不良をやっていて、少年院の施設に入ったことがあることも含めて。それを本に書いたのは、
(少年時代の)反省も含めて、せっかく芸能界におるんやから、何か残したいと思ったんですよ」
−−在日コリアンであることを、コンプレックスに感じたことは
「まったくないです。僕は在日やから絶対売れたるねんとか、思ったことはこれっぽっちもないです。
小さいときに差別を受けたこともありません。大阪市生野区に住んでいたときも、
周りはみんな陽気な韓国人ばかりでした。むしろ、社会人になってからですね、『差別』を感じたのは。
ある会社の就職試験で僕は満点やったのに、たいした成績やなかった知り合いの日本人が内定をもらいました。
落とされた原因があるとしたら、自分が『在日』であるということしかありませんもん。
今の時代なら、そんなことはないでしょうけどね」(抜粋)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120707/ent12070715250013-n1.htm