【国内】「冬ソナ」悪用、韓流イベント会社社長ら逮捕＝未公開株詐欺容疑、被害１０億か−警視庁[06/25]

軽くまとめてみた。

・芸能プロダクション「サムファエンターテインメント」（東京都中央区）
　代表取締役社長、武仲哲宏容疑者（５３）＝住所不定＝
　監査役、福井友宏容疑者（５１）＝愛知県春日井市＝

・2004年(平16年)7月、タレントの育成やＤＶＤの企画、制作会社として設立。

・韓国ドラマ「冬のソナタ」のＤＶＤ制作や販売を手がける。

・全国のデパートなどで「冬のソナタ」のパネルなどを展示するイベントを開催したり、韓国文化に関する情報誌の発行などを行う。

・韓流ドラマのイベント開催のためにファンドを設立し、投資家から資金を集めるも失敗

・2004〜05年、東京都内で実際に「冬のソナタ」のイベントを開催するも客足が伸びず、会社設立翌年20005年経営に行き詰まる。

・2006年、自社の未公開株販売で資金調達を始める。

・｢2009年に上場する｣と記した事業計画書を配っていた(現在まで未上場)

・名簿業者から未公開株の購入者リスト（被害者・カモリスト）を入手し、勧誘を繰り返していた。

・「冬のソナタ」のイベントを手がける権利を持っている、韓国ドラマの使用の権利を持っている、ドラマの放映権を持っている　「上場すれば、株価は4、5倍になる」などと勧誘

・勧誘の際は「冬のソナタ」のメーキングＤＶＤや展示用のポスターなどを女性に送付。

・2006〜10年の間に44都道府県約460人から計約10億円をだまし取った。

・既にサムファ株購入者名簿が流出しているとみられ、同社株購入者が別の未公開株も売りつけられるという２次被害も続発。

・2012年2月には、同社株の購入者に架空のナマコ輸出事業への出資を持ち掛けたとして、別の会社役員ら１７人が警視庁に詐欺容疑で逮捕された

・社長、武仲哲宏（５３）は指定暴力団組員が代表を務める食品輸入会社の役員をしていた時期がある

・逮捕したのは警視庁組織犯罪対策４課(マル暴)

■被害者コメント

被害者の男性：「(配当は?)そんなの全然もらってないですよ。
今考えてみれば、本当にヤーさん(暴力団組員)じゃないかと思うような従業員もいた」(FNN 06/25 13:00)

「上場すると思った」６０代女性：
「当時はヨン様（ぺ・ヨンジュンさん）の人気がすごかったころ。てっきり上場するものだと思ってしまった」
だが、上場はされず、０９年５月に最後の勧誘を受けた際は、女性が出資を渋ると社員の態度が急変。
「あんた、虫が良すぎるんだよ」と脅され、やむを得ず８万円分を買い足した。
女性はその後、弁護士を通じて損害賠償を求めたが、同社は応じていないという。(毎日新聞 2012年6月25日(月)11時24分配信 ニコニコニュース)