【朝鮮日報/コラム】きれいな女は食事代を払わない!?韓国の女性はいまだ旧態依然のレベル?[06/17]

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1荒波φ ★

ゴロツキたちの世界では、ボスが部下を食べさせる。代わりに構成員たちは、ボスに忠誠をささげる。
構成員たちは、金があるからといってボスの飯代を支払うようなまねをしてはならない。出過ぎたまねをするなと怒られるのが落ちだ。
飯代は、権力者たちの義務であり権利であると共に「印」だ。これはどんな組職ででも共通している。
上司の命令に従う服従体系は、基本的に飯を食わせるところから出発するのだ。

時には弱者が飯代を払うこともある。相手の願いを聞く側とお願いに上がる側、すなわち「甲乙の関係」では
弱者である「乙」が飯代を支払う。しかし、この際の飯代は決して「ただ」ではない。飯代を支払う代わりに、
それに相当する特典の提供がなければならない。これが俗に言うところの「飯代」の力学だ。

最近インターネットでは「飯代」論争が頻繁に起きている。ここで言うところの飯代は、主にデートの際に支払われる食事代のことだ。
その火付け役となったのが「コーヒー代女」。合コンで出会ったという男女がカカオトーク(スマートフォン〈多機能携帯電話端末〉
向けアプリケーション〈アプリ、応用プログラム〉)を通じて言い争った内容が、ネット上で公開された。

大まかに言うと、男性は食事代として7万ウォン(約4600円)、映画代で1万8000ウォン(約1200円)、
ジュース代で4000ウォン(約260円)の計9万2000ウォン(約6060円)を支払い、
この男性が女性にコーヒー代の7000ウォン(約460円)を支払うように言ったというのだ。

女性は「男性にコーヒー代を支払うように言われたことを友だちに言ったら、開いた口がふさがらないと言われた」と男性に抗議し、
男性は「私がいくら払ったと思っているんだ」という具合に会話が進んでいく。

ある女性DJは「男性は、一人だけではなく複数の女性と付き合っている場合、女性に割り勘を求める。
男性が女性を気に入った場合、決まって食事に誘うわけだが、最初から割り勘を口にするというのはおかしいとは思わないか」と話した。

これについては、次のような事件がある。ある女性が「食事代を割り勘にするなんて、一体どこの国のマナーなのか。
30万ウォン(約2万円)の食事代がそんなに惜しいのか。車(男の車はベンツ)さえ売ってしまえば、
食事代くらい余裕で払える」とまくし立てると、男性は「なぜ私が全て支払わなければならないのか。
だいたい初対面でレストランのコース料理を食べに行こうと誘うところからして間違っている。
そんなやつはテンジャン女(みそ女、ブランド好きで見えっ張りな女性)扱いされるのが落ちだ」と反論する会話もネット上で見受けられる。

記事入力 : 2012/06/17 09:04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/17/2012061700110.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/17/2012061700110_2.html

>>2に続きます。
2荒波φ ★:2012/06/17(日) 10:46:05.23 ID:???

>>1の続き。


このような内容が公開されると、ほとんどの場合は「この女性にはそもそも考えというものが存在しない。
単なる女性の恥さらし」といった非難が殺到する。こうした非難を浴びせるのは何も男性に限ったことではなく、
大多数の女性もそう思っている。そして次のようなガイドラインが提示される。

「男性が食事代を支払うなら、女性はコーヒー代くらいは支払うべきだ」。これについては「それのどこが割り勘か」といった反論がある。
しかし「女性は、化粧品や洋服など、着飾るのに多くのお金が掛かるため、男性が食事代を支払うのはむしろ当然だ。
よってコーヒー代を支払うくらいでも、十分割り勘は成立する」

ところで、これは本当に正しいガイドラインなのだろうか。女性が男性によく見られたいがために着飾り、その対価として食事代を要求する。
女性の美と男性の食事代が交換されるこうした構図は、女性を媒介としたその他の種類の「営業行為」と一体何が違うというのだろうか。
食事代を支払わない女性は、男性が自分の「ボス」にでもなってくれることを願っているのだろうか。
でなければ「甲」としての優越感を楽しもうとしているのか。だとすれば、そもそもそこに愛という概念は存在するのか。

男性が金を支払う構造は「男性は金を稼ぎ、女性は稼ぐことができない」という通念を根拠としており、これまで長く維持されてきた。
ところが、今は時代が変わった。にもかかわらず、立派な職に就いているOLでさえも、デートで男性に割り勘を求められると
「なんだか損している感じ」と告白する。これは、「女性がきれいなら、男性は喜んで財布を開く」という俗説を女性自らが信奉しているためだ。

男性が女性のハンドバッグを持ってくれる世界でほぼ唯一の国「大韓民国」の女性の、食事代に対する平均的な「哲学」は、
いまだ旧態依然のレベルにあるということだ。女性蔑視の通念には激しく反発しながらも、
その通念の副産物だけは諦め切れないという韓国の若い女性たちに、一体何と言ってやるべきなのだろうか。


>>おしまい。