【ワシントン時事】米通商代表部(USTR)のカーク代表は15日電話会見し、中国が米国製の鉄鋼製品に不当な
反ダンピング税や相殺関税を課しているとして世界貿易機関(WTO)に訴えていた問題で、WTOの紛争処理小委員会
(パネル)が米国側の主張を支持する判断を下したと明らかにした。同代表は「今回の勝利は極めて重要であり、中国に
WTO協定の完全な実行を求める新たな注意喚起となる」との見解を示した。
通商紛争の対象となっているのは、中国が米国製の圧延鋼に課している反ダンピング税や相殺関税の妥当性。米国は
2010年9月に中国の措置はWTO協定に反するとして提訴していた。
jiji.com: 2012/06/16-01:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012061600025