【日本海呼称】イギリス人が韓国紙に寄稿:「韓国の『東海!』主張、本当の理由は反日感情ではないですか?」 ★2 [05/04]

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690犇@犇φ ★
【全訳の前半】

<<No sea change for East Sea>> By Andrew Salmon

世界を揺るがす国際的重要性のあるニュースについて語ろうと思う。先週モナコで、国際水路機関(IHO)
(海図に記載する公式名称を定める機関)は、「East Sea」を「Sea of Japan」に併記するよう求める韓国の
主張を斥けた。日本海単独表記が、次回会議のある2017年まで続くことになる。

驚いたことに、このIHOの決定で、新聞各紙が社説でわめき立てたり、日本大使館の前にデモ隊が登場
したり、自称「PRの達人」が米国紙の広告欄を買い占めたり、韓国系の特別エージェントがモナコの王宮
に火矢を撃ち込んだりすることは起きなかった。

なぜ「驚いたことに」かって? この名称問題は、多くの韓国人が異常な興奮を見せる事柄だからである。

国際的視点から見てみよう。ほぼ一世紀にわたり、「Sea of Japan」という名称は最も普遍的で公式の
名称となっている。世界の国々、学術機関や出版社にとって、地図などの出版物の中の名称を変更する
には多大の努力と投資が必要となる。だから呼称変更の議論は何であれ暗礁に乗り上げることになる。

私は韓国に住み、地元の女性と結婚しており、(一般論としては)韓国が好きだ。私は日本とは何の関係
も無い。要するに、韓国の肩を持つ要素の方が多い。だが本件に関する韓国側の主張は、私に対して、
また、韓国人でない友人たちの反応から判断する限り国際的世論に対しても、訴求力を持つものではない。

韓国の主たる主張は、「East Sea」という呼称のほうが歴史的により一般的だった、というものだ。これは
問題ある主張だ。17世紀以降の世界地図の多くは、「Sea of Japan」と表記しているのだ。韓国は、米国
議会図書館の古地図のうち66%が「East Sea」表記だったと言っている。ところが日本は、同じ資料を調
べた結果として、77%が「Sea of Japan」を用いていたと主張している。

この議論は、単に疑問の余地があるというのではなく、見当はずれだ。今は21世紀であって朝鮮王朝
時代ではない。この問題は地理に関するものであり歴史に関するものではない。私の知る限り、前近代
の地名に回帰すべきだとする国際的方針は無い。これには多くの証左がある。イラクは「メソポタミア」に
戻るべきか? イランは「ペルシャ」か? ソウルは京城(Keijo)とか漢城、あるいは慰礼城に改称すべきか?

歴史と言えば、私は、外国人は「正しい歴史」とか「本当の歴史」を学ぶべきだという韓国人らの説教に
辟易している。「正しい歴史」とか「本当の歴史」とは、実は「韓国人の歴史解釈」という意味だ。なぜなら
歴史というものは自然科学とは違い、いくつかの基礎的事実を除けば歴史上の出来事や傾向は様々な
解釈を許すものだからである。私は今まで、異なった見解を認める韓国地元メディアを見たことが無い。
韓国メディアのやりかたは、「反対意見など無視しろ。韓国側の主張を復唱しろ」だ。