【竹島問題】1908年測量図に竹島周辺の岩や湾の名称=竹島漁労の実態反映か「人が行って識別する必要があるから名前が付けられる」[4/18]

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19<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
 閣議決定後、政府は単に決定の事実を沖縄県へ伝えただけで、対外通告や官報公
示、通達、標柱の建立など公的な領有の意思表示を何ひとつしませんでした。
 そのうえ、同島に対して万国公法にいう実効支配を何もしないうちに台湾が割譲さ
れたので、日本寄りの尖閣(釣魚)諸島は、たとえ万国公法にいう無主地の先占が成
立せずとも明瞭に日本領となりました。そして、日本の実効支配は台湾支配後に開始
されました。
 このような経過からすると、尖閣(釣魚)諸島は日本による無主地先占の三条件が
成立したと見るのは困難ではないでしょうか? そうであれば、戦利品の同島は歴史
的には台湾とその後の運命を共にすべきだったかなとも思います。ただし、これは戦
後の国際政治を別にした話です。
 なお、原文は未確認ですが、東京の裁判所は、台湾と沖縄との漁業権の問題に関
し、「釣魚台列島は台湾の台北州に属し、これらの島嶼に出漁する漁民は台北州の許
可証を要す」と判定したとの記事もあります(『情況』2011新年号(尖閣特集)
p.35)。地政学的にいえば、尖閣(釣魚)諸島と、宮古島・石垣島などの琉球列島と
の間に深さ2,000メートル以上の海溝があるので、尖閣(釣魚)諸島はどちらかとい
えば台湾北部近海の生態系・漁業圏に属するのかも知れません。

(半月城通信)http://www.han.org/a/half-moon/
http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-January/007148.html