4月11日(ブルームバーグ):中国の穀物輸入が3月に少なくとも7年ぶりの高水準に達した。需要増に対応するため国外調達を
高めたためだ。
税関総局が10日にウェブサイトに掲載したところによると、中国は3月に164万トンの穀物と穀粉を輸入した。ブルームバーグがまとめた
データによると、これは少なくとも2005年1月以来の高水準。前年同月は28万トンだった。1−3月(第1四半期)の輸入は計384万トン
と、前年同期から6倍増えた。
所得増加に伴う食料と飼料の需要増に加え、国内の農地減少から、中国は国外に穀物供給を求めている。米INTL・FCストーンが
2月に示した予測では、中国のトウモロコシ輸入は2015−16年までに7倍増の2800万トンと、過去最高に達する可能性がある。
上海JCインテリジェンスによると、中国が3月に輸入した穀物のうち約70%はトウモロコシだった。税関総局は詳細を公表していない。
穀物にはトウモロコシや小麦、コメ、大麦が含まれる。INTLによれば、中国のトウモロコシ輸入は2011−12年に計400万トンになる
見込みだ。
Bloomberg: 2012/04/11 17:01
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2B0ZH6JTSEB01.html