韓国のポータルサイト最大手「ネイバー」を「市場支配的事業者」に指定し、規制を加えようという動きが加速している。
放送通信委員会は27日、学界、法曹界、会計専門家など十数人で構成する
「競争状況評価制度改善専門班」をこのほど設置したことを発表した。
専門班はインターネット市場で、合理的な競争が行われているかどうかを検討し、年内に法制度改善案を示す計画だ。
現行の電気通信事業法は、SKテレコム、KTなど通信事業者を対象に「通信市場競争状況」を評価することを定めている。
例えば、携帯電話市場でシェア50%以上のSKテレコムは
市場支配的事業者に指定され、不公正行為を防ぐ厳しい規制の対象となっている。
SKテレコムは携帯電話料金を改定する際、政府の認可を受けなければならない。
ポータルサイトは、固定電話、携帯電話と並んで、消費者への影響が大きい通信サービスだが、こうした規制対象には含まれていない。
放送通信委のイ・サンハク通信政策企画課長は
「専門班でポータルサイトなど付加通信事業分野の競争状況を評価し、
支配的事業者の指定基準、具体的な規制案などを検討する。今年下半期には国会に改正法案を提出したい」と述べた。
規制がポータルサイトに適用されれば、インターネット検索市場で
シェア70%を超えるネイバーが市場支配的事業者に指定される可能性が高い。
ネイバーが市場支配的事業者に指定された場合、新サービスの開始、
サービスの見直しなどを行う際、政府による認可義務付けなどの規制を受けるとみられる。
成好哲(ソン・ホチョル)記者
ソース 朝鮮日報 記事入力 : 2012/03/28 10:10
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/28/2012032800973.html