【ソウル時事】韓国外交通商省が18日に公表した1981年の外交文書で、80年9月に始まったイラン・イラク戦争を機に、
北朝鮮がイランに武器を売却する取引が頻繁に行われていたことが明らかになった。北朝鮮とイランは現在もミサイル開発などの
協力が指摘されているが、当時から密接な関係にあったことが浮き彫りになった。
81年12月に韓国外相から国連大使に送られた報告によると、80年12月に、機関銃や対空砲などの軍事物資を積んだ
北朝鮮船舶16隻がイランに入港。81年7月には1日置きに北朝鮮の民間機が対戦車砲などの武器を輸送した。また、81年
4月にはイランの軍事使節団が平壌を訪問している。
また、駐イラン大使館の81年9月の報告では、イラクが攻勢を掛けた81年7月以降、武器不足に陥ったため、9月にイランの
国会議長が武器の緊急輸入を目的に訪朝。北朝鮮による戦車提供も行われていると報告し、警戒の必要性を強調している。
jiji.com: 2012/03/18-21:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012031800152