熊本産い草 中国から不正輸入
熊本県が開発し、県内のみで栽培が認められているい草の高級品種「ひのみどり」が中国で生産され、
日本国内に輸入されていたことがわかり、県は先月、
このい草を輸入した岡山県の業者に対し使われた畳表を取り替えるよう求めました。
「ひのみどり」は、外国産との差別化を図ろうと、熊本県が開発した高級品種のい草で、
県内の農家だけが生産を認められています。しかし、去年4月に香川県内の公務員宿舎で
畳表の張り替えが行われた際、「ひのみどり」とよく似た品種が使われていると県に通報があり、
DNA調査などの結果、中国で生産された「ひのみどり」で作ったものであることがわかりました。
このため、県は畳表を輸入していた岡山県内の業者に公務員宿舎の中国産の畳表120枚を張
り替えるよう是正・改善を求め、先月、業者側も張り替えを了解したということです。
中国で生産された「ひのみどり」が日本国内で確認されたのは今回が初めてで、県は、
「ひのみどり」の苗が違法に中国に持ち出され、中国で栽培されたものが輸入されたものとみています。
ソース:NHK熊本県のニュース 02月11日 13時02分
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005939021.html