[北京 3日 ロイター] 中国紙の京華時報は3日、国内石油最大手の中国石油天然ガス(CNPC)によるリポートを
引用する形で、2012年の中国の原油純輸入量が前年比5.9%増加するとの見通しを伝えた。2006年以来の低い
伸び率。製品輸出市場の不振により、国内の原油消費量が減少するとしている。
同紙に掲載されたリポート内容によると、中国の2012年原油純輸入量は2億6600万トン(日量532万バレル)となる
見込み。2011年は2億5126万トン(同503万バレル)だった。
複数のアナリストは2012年の中国の原油消費量について、世界景気の低迷が輸出頼みの国内製造業に影響を与える
としながら、前年比5─7%増となり、日量当たりで50万─60万バレル増加すると見込んでいる。
国際エネルギー機関(IEA)は1月、中国の原油消費量が2012年に4.3%超増加すると予想した。
CNPCは、石油・ガス国内最大手の中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)(0857.HK)(601857.SS)の親会社。中国の石油・
ガス産業に関する年次調査リポートは9日に公表する予定となっている。
CNPC関係者は、報道が同社のリポートを基にしているかについて確認を避けた。
REUTERS: 2012年 02月 3日 17:52
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE81K25520120203