ソウル・城東(ソンドン)警察署では境遇を悲観して自分が住む家に火を
付けた疑い(現住建造物放火)で、キム某容疑者(38歳)を拘束したと26日
に明らかにした。
警察によればキム容疑者は去る21日の午後8時6分頃、城東区(ソンドング)
聖水洞(ソンスドン)の自宅で酒に酔ってライターで居間のソファ−に火を付け、
放火した疑いを受けている。
警察の調査の結果、キム容疑者は無職の状態で生活が苦しくて家族らから
援助を受けてくらして来て、最近では姉に何度も金銭的な支援を求めたが
これを拒否され、腹立ちまぎれに火を付けた事が判明した。
未婚のキム容疑者は家族が与えてくれた住宅の1階で独り暮らしをして、
アルコール中毒の治療が必要なほど酒をよく飲んでいた事が調査された。
この日の火事はキム容疑者の住む家の天井と床が燃え、隣に住む70代の
お年寄りが煙を吸いこんで消防隊員の応急処置を受けた。火を付けたキム
容疑者は実際に家に炎が広がると、家の外に逃げて人命被害は発生しな
かった。
火事が早期に抑えられたのは、自殺するというキム容疑者の申告電話の
ためだった。
キム容疑者は放火する約30分前の午後7時40分頃、「聖水大橋から漢江に
身を投げる」と112に電話をかけた。 そしてパトロールカー2台が聖水大橋に
出動して、1台は近くの住宅街を見回ってキム容疑者の家から煙が出ている
のを発見、火事を早期に鎮火する事が出来た。
キム容疑者の家族らは判事にキム容疑者が家族らからの世話を必要とする
状態で、アルコール中毒の治療を受けさせるとし、善処を訴える嘆願書を
提出している状態だ。
城東署の関係者は、「多世帯住宅に火を付けた場合、その人命被害や財産
被害が自分だけではなく罪のない多くの人にまで及ぼしてしまう」とし、「現住
建造物放火罪は刑も重く、罪質が非常に悪質な犯罪だ」と話した。
ソース:NAVER/マネートゥディー(韓国語)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=008&aid=0002730885