【経済】沖縄県クリーニング業大手の丸三、中国・韓国に合弁会社…クリーニング関連ビジネスで中・韓と連携、アジア進出狙う[12/11]

1 ：もろこしφφ ★：2011/12/11(日) 00:54:27.41 ID:???

　県内クリーニング業大手の丸三（浦添市、荷川取浩二社長）は、中国、韓国に合弁会社を相次いで設立し、日本製
クリーニング機器や業務用ハンガーなどの資材を沖縄と両国間の会社で調達し合うビジネス形態を構築している。国内の
クリーニング市場が縮小する中、経済成長が著しいアジアへの進出を図る。荷川取社長は「沖縄、中国、韓国での
“トライアングルビジネス”を基盤に、ビジネスを拡大していきたい」と語る。最終的には中国でのクリーニング事業の展開を狙う
戦略だ。

　丸三は２００７年に「丸三コリア」を設立し、韓国に進出。だが、売り上げ見込みを下回るなど苦戦したため、０９年、全韓２位
で２４０の店舗網を持つクリーンエイドとの合弁会社「丸三エイド」を新たに設立。「丸三コリア」は日本製のクリーニング関連機器
や商品を扱う貿易事業に特化した。

　韓国に続いて０９年、中国にも進出。以前から交流があった中国浙江省紹興市のハンガーなどクリーニング関連製品を
手掛ける業界大手の「紹興托普利」の株を１億円投じて一部買い取り、合弁会社を設立した。日本や中国国内向けに
関連商品を販売するほか、ことしからは中国での日本製の乾燥機や洗濯機など器機や洗剤などの関連商品の販売事業に
力を入れる。１０年１２月期の売り上げは前期比１４．９％増の４億８０００万円、今期は２６．４％増を見込む。

　丸三は、日本製のクリーニング器機を中国や韓国の会社に売り込む一方、中国からはハンガーや商品を包むビニールなどを
輸入。中国の会社はハンガーなどの製品を作る原材料を韓国の会社から輸入し、製品を提供しており、沖縄、中国、韓国間で
製品や資材などを調達し合うなど連携する。

　１９８７年に約８０００億円だった国内のクリーニング市場は、不況に加え、クールビズやユニクロなどの台頭で服装のカジュアル化
が進んだことが影響し、現在、約４０００億円に落ち込んでいる。県内でも１世帯当たりの年間のクリーニング支出は４０００円以下
となっている。荷川取社長は「頭打ちの国内と違い、中国ではクリーニング需要が毎年２割増を続ける。紹興市を拠点に中国の
地方都市で、クリーニング関連事業を展開していく」と述べた。

ソース（毎日新聞・琉球新報）　http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20111209rky00m020014000c.html