【韓国】「テレビ放送の左傾化」に歯止めなるか…保守大手3紙がそれぞれTV局開局、来年の大統領選も視野？[12/5]

1 ：もろこしφφ ★：2011/12/05(月) 21:16:51.98 ID:???

　韓国で今月１日、保守系新聞大手３社が事業主のテレビ局が一斉に開局し話題だ。絶大な影響力を持ってきた地上波の
放送内容が近年、左傾化したことへの危惧が背景にあり、来年の総選挙・大統領選を視野に入れた番組内容も予想される。

■保守大手３紙がＴＶ局開局　来年の大統領選も視野？

写真＝「チャンネルＡ」の番組でインタビューに答える朴槿恵元ハンナラ党代表（１日）
http://www.worldtimes.co.jp/w/korea/korea2/kr111205.jpg

　開局したのは、いずれも保守系大手紙である朝鮮日報、中央日報、東亜日報がそれぞれ事業主の「ＴＶ朝鮮」「ＪＴＢＣ」
「チャンネルＡ」。これらの開局と合わせ、経済紙の毎日経済新聞がニュース専門チャンネル「ｍｂｎ」の拡大版「ＭＢＮ」を、
通信社・聯合ニュースがニュース専門の「ニュースＹ」をそれぞれ新たにスタートさせた。

　韓国では２００９年、新聞社の放送兼業を禁止してきた法律が改正され、新聞社や大企業がニュースだけでなく、ドラマ、娯楽、
教養、スポーツなどあらゆるジャンルを番組内容にできる「総合編集チャンネル」の持ち分を最大３０％まで所有できる道が開けた。

　ＫＢＳ、ＭＢＣ、ＳＢＳなどの地上波と異なり、ケーブルテレビを通じてのみの視聴だが、韓国のケーブルテレビ加入は全世帯の
８０％以上に達するとされる。またケーブルテレビの場合、放送時間は１日２４時間だが、地上波は１９時間に制限されている。
地上波では禁止されている番組途中のコマーシャルもケーブルテレビはＯＫであるため、広告も取りやすい。あらゆる面で影響力が
大きいわけだ。

　今回の開局では「ＪＴＢＣ」と「チャンネルＡ」が、約３０年前の全斗煥政権による強制的な「言論統廃合」で廃局に追い込まれた
「東洋放送」と「東亜放送」の事実上の復活であることもクローズアップされているが、何よりも開局に至る背景が注目される。

　法改正は当時、左傾化が問題視されていた地上波の「正常化」の一環だった。李明博政権は発足早々、米国産牛肉の
輸入再開をめぐる狂牛病騒ぎで火付け役を果たしたＭＢＣの報道番組が発端となった政権退陣運動に悩まされた。盧武鉉
前政権時代に左派系新聞出身の社長が送り込まれたＫＢＳは「親北反米」の偏向報道を繰り返していた。テレビの“怖さ”を
肌で感じていたといえる。

　「ＴＶ朝鮮」「ＪＴＢＣ」「チャンネルＡ」は１日、開局記念の特別企画として保守陣営の大統領候補として最有力視される
朴槿恵元ハンナラ党代表のインタビュー番組をこぞって放映し、関心を引いた。

　ここ数年、マスコミのインタビューには一切応じず、また普段、記者たちの質問にも口数の少ない朴元代表が、政治の話だけでなく、
自身の恋愛や好きなタレントなど極めて個人的な内容まで率直に語る姿は印象的で、「古いタイプの指導者、神秘主義者の
イメージが強かった朴元代表に対し、特に若者の間でイメージアップにつながった」（崔進・大統領リーダーシップ研究所長）と
みられている。今後も来年の総選挙や大統領選を視野に入れた番組が編成される可能性は十分ありそうだ。

　一方、左派陣営は「総合編集チャンネル」の事業主を保守大手紙が独占したことに「保守メディアの巨大化」「資本と権力と
マスコミの危険な結託」などと反発。第１野党の民主党は「政権交代したら事業主を再審査する」と早くも３局弾圧を示唆している。

ソース（世界日報）　http://www.worldtimes.co.jp/w/korea/korea2/kr111205.html