【日中】「海洋定期協議」合意へ詰め＝次官級戦略対話−日中[12/02]

　【北京時事】日中両国政府の次官級戦略対話が２日、北京の中国外務省で開かれ、１２、１３両日に
予定される野田佳彦首相の初訪中に関して詰めの協議を行った。海上危機管理メカニズムを具体化させる
ため、海洋関係当局による定期協議設定で合意できるかどうかなどに関しても意見交換したもようだ。
　戦略対話には、佐々江賢一郎外務事務次官と張志軍外務次官が出席、約３時間半にわたり協議した。
新華社電によると双方は、来年の日中国交正常化４０周年を契機に、両国関係が新たな発展を得られる
よう推進するとともに、対話の強化を通じて両国間の敏感な問題を適切に処理することで合意した。
　野田氏の訪中は民主党政権発足後初の首相公式訪問となるもので、中国側も重視。昨年の尖閣諸島
問題を受け、海上連絡体制の構築が焦点となる。両次官は、東シナ海ガス田共同開発に向けた交渉再開に
ついても意見交換したとみられる。


jiji.com: 2011/12/02-20:34
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011120200517