【韓国軍】500MDヘリ、またも墜落[11/03]

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1荒波φ ★

攻撃用ヘリ「500MD」
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2日午後2時30分ごろ、江原道原州市富論面ソンゴク里の山中で、陸軍所属の500MD攻撃用ヘリが訓練中に不時着し、
操縦士のホン准尉(45)が死亡、副操縦士のチョ少領=少佐に相当=(41)が負傷した。

ホン准尉は墜落で重傷を負い、国軍首都統合病院に送られて治療を受けたが、午後4時30分ごろ死亡が確認された。
チョ少領は足首を骨折して治療を受けている。

このヘリは護国訓練中、後方から援護射撃を行うために空中で制止するホバリング中に不時着したという。
韓国軍は現在、正確な事故原因を調査しているが、軍関係者は「500MDヘリには録音や録画の機器が装着されているため、
これらを回収して調査を行い、本部と交信した内容から事故原因を分析する」と述べた。

事故当時の天候はヘリの操縦にはさほど問題はなかったという。
軍関係者は3日、ホン准尉の遺族と協議した上で、司法解剖するかどうかを決める予定だ。

軍関係者によると、事故を起こしたヘリは胴体部分は破損しなかったが、
後部のプロペラなどが着陸の際に木にぶつかって破損したという。

500MDは1976年から韓国国内におよそ250機が導入されているが、老朽化のため低空飛行や夜間の飛行には適さないとされている。
これまで韓国に導入されたうちの20%以上に当たる50機以上が、機械の欠陥などが原因で墜落した。
陸軍はこの日午後3時40分、全ての500MDの飛行訓練を中止した。

500MDは2000年以降、操縦士の死傷を伴う事故を3回起こしている。
2000年10月には江原道洪川郡で陸軍航空隊所属の500MDが墜落して2人が死亡し、
06年4月には忠清南道論山市で訓練中だった陸軍航空学校所属の500MDが不時着して1人が負傷した。
昨年3月には京畿道南揚州市のビニールハウスに陸軍109航空隊所属の500MDが墜落し、2人が死亡した。
韓国軍関係者は「問題のヘリは耐久年限が過ぎていたが、やむを得ず今も使用を続けている。
現在KAH韓国型攻撃用軽ヘリの開発が進められているが、2015年か16年ごろに完成する予定だ」と述べた。

500MDヘリは最大離陸重量が599キロ、幅8.03メートル(ローターの直径)、全長7.01メートル、高さ2.59メートルで、
最高速度は時速257キロだ。対戦車ミサイルのトウ4発と2.75インチロケット砲7発、7.62ミリ機関銃1門を搭載することができる。


記事入力 : 2011/11/03 10:08
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