韓流ブームでにぎわう東京・新大久保駅周辺のコリアンタウンをさらに盛り上げるために、
応援歌が作られることが16日、分かった。
同タウンにあるカフェバー「TRIPLE−K(トリプル・ケー)」の韓国人男性店員たちが歌う
予定で、今月中に作詞、作曲を終え、来月初めに同店で披露する。
同店の伊藤滋訓常務(45)は「コリアンタウンはにぎわっているようにみえるが、まだ
東日本大震災のダメージを引きずっている。コリアンタウンの応援歌を作って、もっと
韓国人パワーを押し出していきたい」と話した。
既に同店でアンケートを終え、コリアンタウンをイメージするキーワードを募集。
「オパ(お兄ちゃん)」「サランヘ(愛してる)」など、得票が多かった韓国語を歌詞に加える。
ユニットの人数を固定せず、店員が交代し、いろんな組み合わせで歌えるようにすると
いう。
この日、同店で「新大久保一芸プリンスダービー」と題したアドリブ大会が行われ、店員
10人が参加。司会者がコリアンタウンの応援歌を作ることを発表し、「新大久保が元気
になれるように、ワッショイ、ワッショイと盛り上げる曲にしましょう」と気勢を上げた。
【柴田寛人】
◆新大久保のコリアンタウン
JR山手線新大久保駅周辺から大久保通り、明治通り、職安通りに囲まれたエリアを
指す。
1950年(昭25)、韓国にもゆかりのあるロッテの新宿工場が同駅北側に造られ、
韓国人が雇用を期待して周囲に住んだことが、起源になった。
80〜90年代には韓国料理店や韓国食材の専門店が多数開店。
韓国ドラマ「冬のソナタ」がヒットした04年以降、人気俳優の関連グッズを売る店が急増。
最近のK−POPブームの影響もあり、週末には1日約5万人が訪れる新たなデート
スポットとしても注目されている。
ソース:日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20111017-851040.html