外交通商部(省に相当)は13日、今月7日に飲酒運転で事故を起こし、物議を醸していた在ド
イツ韓国大使館勤務の外交官(48)に対し、本国召還措置を取った。ドイツの韓国大使館に電
文を送り、帰国を命じたという。外交通商部当局者は同日「外交官の品位を傷付けたこの外交
官をひとまず韓国に呼び戻し、事実関係を調査する。ドイツで作成された事故調査書などを基
に、責任の度合いを判断し、懲戒処分の有無を決定する」と語った。
同外交官は7日午後9時15分ごろ、ベルリン南西部にある韓国レストランで夕食を取った後、酒
に酔った状態で自分の車を運転し、乗用車4台、スクーター、自転車、壁などに次々と衝突した。
ドイツの警察は事故当時「運転手から酒のにおいがした」と話したが、外交官の免責特権を認め、
事故調査を行わず、報告書も作成しなかったという。
同外交官は「ビールを5杯ほど飲んだのは事実だが、事故そのものは車の急発進によるもの」
と主張しているという。外交通商部はこの外交官に対し、ドイツの保険会社が作成した事故報
告書を提出するよう指示した。
金真明(キム・ジンミョン)記者
朝鮮日報 2011/10/14
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