2011.10.11 23:59 (2/2ページ)[歴史認識]
前原氏としては北朝鮮の核問題や軍拡を続ける中国に対抗するためにも韓国との
連携を深める必要があるとして、慰安婦問題でも「門前払いするのではなく余韻を
残した方がいい」(周辺)と判断、新基金の創設に言及したもようだ。
民主党政権はこれまでも韓国に配慮を示してきた。昨年8月には当時の菅直人
首相が、日韓併合100年に合わせ「痛切な反省とこころからのおわび」を表した
「首相談話」を発表。同談話に基づき、野田佳彦首相は18日からの訪韓で、朝鮮
半島由来の「朝鮮王室儀軌(ぎき)」などの図書の一部を持参する方針だ。
だが、相手に配慮が通じた様子はない。韓国は日本固有の領土である竹島付近で
イージス艦が停泊可能な海軍基地を建設する計画を進める。ソウル市も在韓日本
大使館前に慰安婦の記念碑建立を認めるなど「挑発行為」を続けている。
相次ぐ「対韓融和外交」に、政府内からは「本来は決着済みの問題で筋違いだ」
(外務省幹部)とため息が漏れている。(坂井広志、ソウル 杉本康士)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111012/plc11101200000000-n2.htm