◆韓国、グローバルホークの導入中止を検討〜米の提示額、予想の2倍以上〜
韓国政府が導入を進める米国の高度無人戦略偵察機「グローバルホーク」の価格が、
韓国側の策定した予算の2倍を上回ることから、政府は導入を中止する方向で検討を
進めていることが分かった。
政府と軍当局は、2015年12月の戦時作戦統制権の韓国軍への移管に備え、
独自の偵察監視能力を確保するため、05年からグローバルホークの導入を進めてきた。
ある韓国政府高官は25日「米国はグローバルホークの価格を9400億ウォン(約620億円)と
通知してきた。
これは韓国側が策定した予算の2倍を上回っているため、米国が価格を大幅に
引き下げない限り、グローバルホークを購入することはできない」と述べた。
政府と韓国軍当局は15年までにグローバルホーク4機を導入することを決め、
総額で4500億ウォン(約295億円)の予算を取りまとめていた。
また別の消息筋は「グローバルホーク導入推進の中止に備え、
韓国国内で開発が進められている中高度無人偵察機(MUAV)の性能を強化し、
これを活用する方向で前向きに検討を行っている」と明らかにした。
朝鮮日報 2011/09/26 09:51:43
http://www.chosunonline.com/news/20110926000026