韓国における公共部門と個人・企業の国家経済を構成する「経済3主体」の金融負債が
3283兆ウォン(約220兆ウォン)と過去最大を記録したことがわかった。特に
負債償還能力が急落しており、今後の韓国経済に負担を与えかねないという懸念が出ている。
国会企画財政委員会の李漢久(イ・ハング)議員(ハンナラ党)が19日に企画財政部と
韓国銀行から提出を受けた資料を分析した結果によると、経済3主体の金融負債は2007年の
2401兆4000億ウォンに比べ36%、881兆6000億ウォンの急増となった。
具体的には一般政府の負債が52%、公企業が85%、民間企業が28%、個人が32%
増加した。公共部門の負債が急増したのは金融危機克服過程で政府が財政支出を拡大したためと
分析される。
これに対し経済3主体の負債償還能力は6月末現在1.46倍で、2007年末の1.52倍
より低下した。負債償還能力は金融負債に対する金融資産の割合で、この数値が低いほど負債を
返す能力が落ちることを意味する。特に公共部門の負債償還能力は2007年の1.72倍から
1.37倍に悪化しており、2002年の統計改編以後で最低値を記録した。
2011年09月20日09時05分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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