覚せい剤1キロ所持で求刑
ことし6月、北九州市のマンションの部屋で、1キロ近くの覚醒剤を隠し持っていたなどとして、
覚せい剤取締法違反の罪に問われている暴力団員2人に、検察は懲役11年と10年を求刑しました。
指定暴力団工藤会系の暴力団員、貞嶋俊也被告(45)と、藤本隆司被告(42)は、ことし6月、
北九州市小倉北区のマンションの部屋で、カンボジアから送られてきた覚せい剤952グラムを
密売する目的で所持していたなどとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われています。
これまでの裁判で2人は「送られてきた小包に覚醒剤が入っていたことは知らなかった」
などと無罪を主張しています。
13日に福岡地方裁判所小倉支部で開かれた裁判で、検察は、
「2人は荷物の中に覚せい剤が入っていたことを明らかに認識していた。
覚せい剤は犯罪を誘発したり暴力団の資金源となったりするなど、
重大な社会的害悪をもたらす可能性があり、悪質だ」と指摘し、
貞嶋被告に懲役11年、藤本被告に懲役10年を求刑しました。
一方、弁護士は、改めて無罪を主張しました。
判決は、来月3日に言い渡されます。
ソース:NHK北九州のニュース 09月13日 19時16分
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025404651.html