【韓流】英国BBCが「K-popの暗部」という特集を報道 (動画あり) [06/15] ★2

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279もろだしφφ ★
(※抜粋で、かつ大幅な意訳&要約です。翻訳間違いなどありましたらご指摘ください)

【韓国ポップスの「暗黒面」】

 最近では、ポップ・スターたちにとってCDシングル販売はお金を稼ぐ手段となっていない。ほとんどのアーティストたちにとっては、
ツアーや、関連商品の販売などの方がより有利なお金を稼ぐ手段となっている。コンサートともなれば、さらに大きなビジネスとなる。
これが韓国において、6万8000席のワールドカップスタジアムで、最大で20ものグループが出場する「ドリームコンサート」が行われる
最大の理由だ。ほとんどのグループは――例えば「SUPER JUNIOR」や「Wonder Girls」のような――は、知名度もあり、高度に
プロデュースされ、如才ないダンスと、覚えやすい曲を歌う。

 だがKポップ産業は一方で、魅力的ではない側面もある――それは、若手アーティストたちの待遇に対する論争や法的紛争の
歴史だ。それは今でも若手アーティストたちが戦う現状でもある。

 Kポップは大きな産業だ。世界の販売額は2009年に3000万ドル(1800万ポンド)以上にもなった。そして韓国政府のウェブサイト
によれば、昨年はさらに倍増したと見込まれている。また産業を率いるリーダーも野心的だ。韓国のスターたちは日本、アメリカ、
ヨーロッパを踏破した。韓国最大のプロダクション「SMエンターテインメント」は今月、パリで最初のヨーロッパでのコンサートも開催した。

 4月には、Kポップの「王」、Rain(ピ)がタイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」として投票された。また今年、BIGBANGは米国の
iTuneにおいてアルバムトップ10にも入った。

■お金がついてこない

 韓国はこの新しい音楽の輸出による経済効果やイメージアップで興奮している。

 しかし、Kポップで最も成功したグループは、長期間の独占契約と研修制度とに縛られた、いわゆる「奴隷契約」によって、ほとんど
自由もなく、金銭的な報酬も受け取れなかった。2年前、最も成功していたグループである「東方神起」は、13年にもわたる契約は
長期すぎ、ほとんど利益を得ることもできなかったとして、管理会社を裁判に訴えた。

 法廷は彼等に味方し、判決では、公正取引委員会がアーティストたちがもっと利益を得られるように「モデルケース」を作るように
促した。

 「Rainbow」は7人組の女性グループで、異なる7色の色にちなんで名づけられたグループだ。彼女たちは、管理会社の「DSP」と
7年の契約を結んでいるが、現在2年働いたにも関わらず、稼ぎの額はあまりに小さく、彼女たちの両親たちが「やるせない」と嘆く
ほどだ。

 DSPのディレクターは、利益はグループに分担していると言うが、会社がかかったコストを埋め合わせた後、メンバーに振り分けられる
金額はほとんどないと認めている。

 Kポップはグループを生み出すまでが非常に高価だ。グループは高度にプロデュースされ、マネジャー、振り付け師、アシスタントなど
多くの人が関わる。さらに、何年も歌のレッスンに励み、ダンストレーニングをし、宿泊施設や生活費もかかる。それらの費用は数十万
ドルにもなる。グループによっては100万ドル近くにもなるのだ。

■音楽の輸出

 しかし、韓国だけで音楽を販売した程度ではその先行投資を埋め合わせることはできない。地元・韓国のファンは、それだけの
対価を払っていないのだ。CD販売は伸び悩んでおり、デジタル音楽サイトでは大幅に値を叩かれる。歌1曲あたりの儲けはわずか
数セント程度に過ぎない。

 バーニー・チョー氏(DFSBの社長)は、オンラインでの音楽販売会社の収益があまりにも低いのは、海賊版の音楽サイトが原因だ
と指摘する。音楽価格が低く抑えられていることによって、「トップ・アーティストたちは、韓国の1年間の稼ぎよりも、日本の1週間の
稼ぎの方が大きいぐらいだ」とチョー氏は言う。

原文:BBC:The dark side of South Korean pop music(英語)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-13760064