- 画期的!?自ら官製メディアの環球時報が「政府寄りネット評論員」を批判―米メディア -
2011年5月23日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカは、中国の官製メディアである環球時報が「五毛党」
を批判する内容の記事を掲載したと報じた。「五毛党」とは政府や地方自治体に雇われてネット上に政府
寄りの発言を書き込む「ネット評論員」のこと。
記事によると、中国共産党機関紙・人民日報の国際情報紙「環球時報」は20日付で、北京のメディア
関係者、江粛京(ジアン・スージン)氏による「五毛党」を批判する内容の寄稿記事を掲載した。これに対し、
香港誌・開放の蔡咏梅(ツァイ・ヨンメイ)編集長は「中国の官製メディアが政府にとってかなり敏感な言葉
である『五毛党』に関する記事を載せたのは画期的」と評価。「中国の赤い恐怖は人々を抑えつけているが、
体制に対する不満は様々なルートで発散されている」と指摘した。
一方、北京の憲政学者、陳永苗(チェン・ヨンミャオ)氏は、江氏が中国政府を攻撃するネット評論員
「五セント党」に対しても批判したことを挙げ、「『五毛党』は確かに存在するが、『五セント党』の存在は確か
ではない。これは公平な評論と見せかけ、実は民主化要求の声を悪魔のような存在に仕立て上げただけ」
と指摘。江氏が「中国への称賛も批判も、対等に討論できる日が来ることを願う」としたことに対しても、
中国に専制政府が存在する限り、それは不可能なことだと一蹴した。(翻訳・編集/NN)
ソース : レコードチャイナ 2011-05-25 18:45:09 配信
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