【韓国軍】対空砲部品に不良、納入メーカーを捜査、防衛事業庁は不良品を摘発できず[05/20]

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1なつあかねφ ★
防衛事業庁は不良品を摘発できず
納品した企業の代表を聴収

今年3月、忠清南道にある韓国軍の射撃場で、800発を射撃したエリコン砲(35ミリ対空砲)の
砲身固定部品が真っ二つに破損した。国防部(省に相当)は非常態勢を発令し、韓国機械研究院
が精密試験を行い事故原因を調査した。その結果、問題の砲身固定部品は、基本的な熱処理が
なされておらず、規格品に比べ強度が大幅に劣る粗悪品だったことが判明した。

こうした不良部品が組み込まれたエリコン砲が79門も防衛事業庁に納品されていた事実が、19日
に警察の捜査で明らかになった。このうち6門は、訓練射撃の過程で部品に亀裂が入るなど、
既に破損していた。エリコン砲は、低空侵入する北朝鮮の戦闘機を撃墜できる対空防御火器だ。

ソウル地方警察庁広域捜査隊はこの日、不良部品79個を国防部に納品した疑いで、武器メーカー
「ネクスン」の代表を務めるアン容疑者(52)に対する取り調べを行った。

警察によると、アン容疑者は、1998年から2004年までの間に計6回、米国の武器仲介会社「TAC」
の名義を偽造し、防衛事業庁(当時は国防部調達本部)が実施したエリコン砲用部品の入札に
参加、部品79個、48億8000万ウォン相当(現在のレートで約3億6700万円)を落札した。

アン容疑者は、廃棄された砲身固定部品や精度の低い図面を釜山の機械メーカーに渡して部品
を製造した後、米国や香港へ密かに持ち出し、改めて輸入するという手口で、TAC社経由での
輸入を装っていた。

防衛事業庁は、こうした初歩的な手口にだまされ続けた。アン容疑者はTAC社名義の入札資格
を偽造、さらに各種の偽造契約書を利用して事業を落札し、規格外の不良部品を納入したが、
防衛事業庁はこれを摘発できなかった。

韓国軍に武器を納品しているあるメーカーの関係者は「国防部が基本的な確認を怠ったという
ことだが、通常の武器購入手続きではあり得ない」と語った。

そのため警察は、防衛事業庁の関係者らとの関連性についても捜査している。エリコン35ミリ
対空砲は、もともとはスイスのエリコン社が製造していた武器で、70年代半ばに大統領府(青
瓦台)など首都圏の近距離防空用として導入された。1分当たりの発射速度は550発で、けん引式
対空砲の中では最も命中率が高いとされる。
尹柱憲(ユン・ジュホン)記者


朝鮮日報 2011/05/20
http://www.chosunonline.com/news/20110520000025

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