〈クアラルンプール〉
マレーシアとオーストラリアは難民の保護、定住に向けた取り決めで合意し、ナジブ・ラザク、ジュリア・ギラードの両首相が共同声明で発表した。
インドネシアのバリ島で開かれた閣僚会議で合意された域内協力の枠組みに基づく協定で、豪州に舟で漂着した亡命希望者最大800人をマレーシアに移送し、国連難民高等弁務官事務所(UNCHR)に保護、難民認定を委ねる。
豪州は、現在マレーシアで保護されている難民4,000人をこの先4年間で受け入れ、定住させる。計画実施費用は豪州が負担する。
会見で両首脳は、不法移民問題は複雑であり、複数の国が協力して解決が可能との認識を示した。
マレーシアで生活する難民は9万3,500人で、うちチン族、ロヒンジャ族などミャンマー出身者が8万6,000人で最多。
ほかに、スリランカ、ソマリア、イラク、アフガニスタンからの難民もいる。
ソース AsiaX 2011年05月11日 11:13
http://www.asiax.biz/news/2011/05/11-111335.php