【シンガポール】第四世代の指導者は誰? 24人の新人に潜む「少なくとも5人」の卵[05/03]
1 :
依頼324@なつあかねφ ★:
【シンガポール=青木伸行】シンガポール総選挙(5月7日投開票)で、リー・シェンロン首相
に続く第四世代の首相候補の存在が注目されている。首相は、与党・人民行動党(PAP)が
擁立した新人24人の中に、「少なくとも5人」の首相候補が含まれていると語っている。た
だ、それが誰なのか、明らかにはしていない。
政府関係者などによると、候補は(1)チャン・チュンシン前陸軍司令官(41)(2)タン・
チュアンジン陸軍准将(42)(3)ローレンス・ウォン前エネルギー市場庁(EMA)長官
(38)(4)ヘン・スイーキット前金融管理庁長官(50)(5)オン・イークン全国労働
組合会議(NTUC)事務総長補佐(42)−などだという。
1969年生まれのチャン・チュンシン氏は、88年に軍に入隊後、英ケンブリッジ大、米
マサチューセッツ工科大(MIT)に留学し、統合参謀長などを歴任。首相と類似した略歴の
彼は「国民がもつ最良のものを引き出すことが、指導者の仕事だ」と言う。
首相は「新しい指導層を形成できる才能ある人材」の発掘と育成が、「重要かつ緊急」の課題
だとし、新人擁立に当たりPAPは、厳しい「面接試験」を繰り返したという。
一方では、外相など閣僚を連続7期務めた第二世代のジャヤクマル上級相をはじめ、18人が
立候補せず、政界を去った。「国の将来をリードする指導層を構築するため、入れ替えを優先」
(首相)した結果だ。
第一世代のリー・クアンユー顧問相(87)は31年間、第二世代のゴー・チョクトン上級相
(69)は14年間、首相の座にあった。今年8月に8年目に入る第三世代のリー・シェンロン
首相(59)は、2020年までに、第四世代の首相候補を育て上げることを示唆している。
まずはその卵を選挙後に閣僚に登用する意向で、顔ぶれが注目される。
MSN産経ニュース 2011/05/01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110501/asi11050120120003-n1.htm
マレーシアと仲良くなw
3 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2011/05/03(火) 13:45:21.24 ID:nd+5Oi2I
豊かな北朝鮮w
4 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2011/05/03(火) 13:48:10.21 ID:PL9M4WWD
でもこの国の方が無駄な金を使ってないよな。独裁国家なのに
5 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2011/05/03(火) 14:40:17.34 ID:Q0PcdgBF
さすがに、リー・クワンユーは限界だろう。院政が終わったら、
シンガポールはどうなるのだろうか?
今日まで選挙運動、野党善戦:与党の「無視できない勢力」に[政治]
http://news.nna.jp/free/news/20110505spd002A.html シンガポール 2011年5月5日(木曜日)
7日の投票日を前に、選挙戦が佳境を迎えている。選挙運動は5日に終了し、1日の冷却期間が
おかれる。与党・人民行動党(PAP)は、建国以来の行政手腕や金融危機を脱して驚異的な経済
回復を実現した実績を強調。これに対して野党は、外国人労働者の流入によるシンガポール国民の
「就職難」、家賃、物価高騰など経済成長の中で拡大する貧富の差を指摘。国会内で存在感を高めて、
与党に対する“抵抗勢力”となるべく、国民に支持を訴えている。格差の是正は与党も最重要課題に
掲げているが、選挙後に野党の主張を取り込む可能性が高い。
今回の総選挙では、PAPを前に野党側が積極的に候補者を擁立したのが特徴。与野党合わせて
約170人が立候補した今回の総選挙(一院制、定数 87、選挙区数は1人区が12、グループ選挙区
(GRC)が15)で、野党側は労働者党(WP)、シンガポール民主党(SDP)、国民団結党
(NSP)、シンガポール民主連合(SDA)、改革党(RP)、シンガポール民主連合(SDA)
の6政党が候補者を立てた。1人区だけでなく、選挙法改正で導入された 1988年以来、初めて野党が
GRCに最大の候補者数を擁立。与党が先月27日の公示日に対立候補なしで不戦勝したのはリー・
クアンユー顧問相が出馬したタンジョン・パガーGRC(5人区)だけとなった。
前回選挙(2006年5月、定数84議席)で、野党が獲得した議席は2政党の2議席だけ。いずれも
1人区で、野党が候補者を擁立できずに人民行動党の「不戦勝」となったGRCは7選挙区に
上った。与党の得票率は67%だった。
今回野党が積極的に候補者を立てた背景について、シンガポール国立大学(NUS)アジア研究所
のチュア・ベンホワ教授はNNAに対し「全世代の選挙民で意識が変化している」と説明。「これ
まで与党は国会に野党が存在しなくても党内だけの議論で問題を公平に解決できる、との姿勢を
打ち出していた。今回の争点でもある外国人労働者政策についても与党内だけで議論が完結した
との印象が強く、こうした与党の姿勢を批判する民意の高まりを野党がくみ取り、出馬を促した」
との見方を示した。
PAPのジョージ・ヨー外相をはじめ現職閣僚と国会議長候補が出馬する東部アルジュニードGRC
(5人区)には、WPがロー・チアキャン党首、シルビア・リム書記長などのベテランを出馬させ、
切り崩しを狙っているほか、ゴー・チョクトン上級相が出馬する東部マリン・パレードGRC(5人区)
でもNSPが最年少となる24歳の女性候補を出馬させて、若い世代へのアピールを強めている。
(続く)
■外国人数に枠を
野党各党は、立会演説会で一斉に政府の住宅、交通、外国人政策を批判する。WPは選挙マニフェ
スト(政党公約)の中で、業界ごとの外国人の受け入れ枠を設けるほか、永住権(PR)獲得資格
として国民服務(NS=兵役)への参加などを含むポイント制を盛り込んでいる。NSPも給与水準
に応じた外国人受け入れ枠を設けるほか、「中等技能職への就職は国民を優先する」などの規制を
提言している。住宅政策についても各党は、HDBフラット(公営住宅)の初回購入者に対する割引
やPR保持者を含む外国人による購入の制限などを打ち出している。さらに野党に投票することで
「地区の改修工事が受けられないなど不利になる」という与党側の“恐怖戦略”について、「投票
の秘密は守られる」と訴え、与党側の姿勢を批判した。
ただ、各党とも政権を担当する政党となることは目的としていない。WPのシルビア・リム書記長は
立会演説会の中で、同党の躍進が「PAPを目覚めさせる」と発言。あくまで政権政党であるPAP
に対して「国会内で意見を打ち出し、議論に持ち込むために議席を確保する」ことが、今回の選挙に
おける各党の目標と位置づけられる。
■社会政策に転換も
リー・シェンロン首相は3日、都心部クラークキーで開催したPAPの立会演説会の中で「完全無欠
な政府などない。(5年間の)政権運営の中で、住宅や交通問題、(国際テロリストの)マス・スラ
マット容疑者の逃亡や繁華街オーチャードの大水など、いくつもの誤りがあった。国民に詫びて責任
を受け入れるとともに、改善に向けて最善を尽くす」と語った。
首相が公式の場で政府の行動について国民に謝罪するのは、極めて異例。背景には野党からの猛烈な
攻撃をかわし、国民の同情票につなげるのが狙いとの指摘もある。与党はこれまでの選挙戦で、建国
以来シンガポールの政権を担ってきた実力を強調。特に一昨年の世界的金融危機から経済を回復させ、
今年の予算案に盛り込まれた国民1人当たり100〜800Sドル(約6,600〜5万3,000円)規模の「成長
還付金」を今月1日に支給している。ただ国民からは、こうした「経済成長」による雇用創出という
従来の政策よりも、上昇する物価に対する説明や加速度的に増加する外国人への対応を求める声が高い。
チュア教授は「野党が選挙戦で社会問題を前面に打ち出していることから、選挙後にPAPは現状の
経済政策を維持させつつ、国民の間で高まった社会意識に対応するため、貧困や外国人などの社会
政策で転換することが求められるだろう」と推測する。
■新指導者、次期選挙で
今回の選挙における与党のもう一つの目的として、現在のリー首相以下“第3世代”指導者層を引き
継ぐ“第4世代”の発掘と育成が挙げられる。チュア教授は「新世代指導者の発掘は、首相にとって
積年の課題だった。今回の選挙に出馬した若手官僚、政府系企業の中から5年後の次期選挙をめどに
頭角を現すものが、次の首相候補として注目されるだろう」との見方を示した。
シンガポール総選挙投開票 注目される一党支配下の「変化」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110508/asi11050801250000-n1.htm 2011.5.8 01:19 (1/3ページ)
【シンガポール=青木伸行】与党・人民行動党(PAP)の事実上の一党支配体制が続く
シンガポールで7日、総選挙(定数87議席)が行われた。PAPの勝利は確実で、関心
はむしろ、言論や集会の自由を規制してでも経済発展至上主義を貫いてきた“シンガポール
型民主主義体制”を、有権者の3割近くを占める若い世代がどう評価するのかに移っている。
□異例の謝罪□
今月2日、PAPの集会で行ったリー・シェンロン首相(59)の演説に、国民は
驚いたに違いない。
「われわれは国民の奉仕者であり、主人ではない。政策に不備があったのであれば謝罪する」
リー・シェンロン氏の父親で、初代首相のリー・クアンユー顧問相(87)はかつて、
「何が正しいかを決めるのはわれわれであり、国民がどう思うか気にする必要はない」として、
民主主義より管理と統制、開発を優先する「開発独裁」を主導し、東南アジア随一の経済大国
を築いた。
それを受け継ぐ首相の異例の謝罪は、外国人労働者の急速な流入による「就職難」と、生活費
高騰への不満、若い世代の意識変化、野党の攻勢に対する危機感の裏返しといえる。謝罪に支持者
は拍手を送り、46歳の男性は「この国に経済発展をもたらしたPAPに、将来も託す」と話した。
シンガポールは一院制で任期5年。選挙区は定数1の単独選挙区(全12)と、定数4〜6の
グループ選挙区(同15)の2種類ある。
4月29日、東部のグループ選挙区(定数5)で開かれた野党・労働者党(WP)の集会。
インド系候補者が「1党だけがすべてを決定する状況を続けたいのか」と問いかけると、
「ノー」の声がこだました。
野党をなぜ支持するのか。19歳の女性は「PAPの一党支配下では、民主的に議論できる
状況にない」と言う。WPのロー・ティアキアン書記長も「民主主義を前進させ、健全な議論
のみならず、良き統治が保証されなければならない」と指摘する。
PAPの一党支配を担保する「安全装置」と揶揄(やゆ)されているのが選挙制度だ。グループ
選挙区は、定数分の候補者を擁立した政党同士が得票数を競い、勝った政党が定数を独占できる。
人材が乏しい野党が定数分の候補者を立てるのは容易でなく、組織力に勝る与党有利の選挙制度と
される。
前回2006年の総選挙では、野党勢力が30%超の得票率を稼いだものの、グループ選挙区で
全敗するなど、わずか2議席にとどまったのもこの選挙制度ゆえだ。また、今回を含め選挙の都度、
野党有利の選挙区が統廃合されてきた。
□若い世代□
「約230万人の有権者のうち、4分の1が21〜35歳の若い世代だ。彼らは(建国から現在
の経済発展に至る)『シンガポール・ストーリー』に共鳴していない。政治のあり方に異なる考え
をもち、一党支配の変化を模索している」
シンガポール経営大学のユジン・タンケンブン准教授は、PAPの危機感の背景の一つとして、
若い世代の存在を指摘している。
総選挙は即日開票され、8日未明にも大勢が判明する見通しだ。
野党伸長、外相が落選=政権続投も変化の芽−シンガポール総選挙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011050800012 【シンガポール時事】シンガポールで7日行われた議会選挙(一院制、定数87)は
開票作業が8日未明に終了、与党・人民行動党(PAP)が81議席を獲得し、1965年
の建国時から維持する長期政権の続投を決めた。ただ、野党勢力の伸長を受けて、PAPの
獲得議席は2006年の前回総選挙(定数84)で得た82議席を下回り、同党の「一党支配」
に変化の芽が出てきた。
今選挙では、無投票で与党候補の当選が決まった5議席を除く82議席で野党6党が与党
に挑み、「独立後で最も激しい選挙戦」(地元紙)が展開された。野党陣営は物価高や公団
住宅の取得難、外国人人口の急増などに対する国民の不満を背景に支持を広げ、改選前
の2議席から過去最高となる6議席に伸ばした。与野党激突の象徴として注目された東部の
アルジュニード選挙区(5人区)では野党・労働者党がPAPを破り、有力閣僚のヨー外相を
含む現職閣僚2人が落選した。(2011/05 /08-06:42)
シンガポール 野党議席最多に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110508/k10015749301000.html シンガポール議会選の仕組み
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2011050700250 議会は一院制で任期5年。定数が改選前の84から87に増えた。選挙区は定数1の
小選挙区と同4〜6のグループ選挙区(GRC)の2種類。GRCは政党単位で競い、
得票率の高い党がその選挙区の全議席を得る。今回は12の小選挙区と15のGRCが
設定された。中心部タンジョンパガーのGRC(定数5)は野党候補が不在で、与党5人
の無投票当選が決まった。(シンガポール時事)
(2011/05/07-17:26)
【総選挙】2011年総選挙の投票率は93.06%
http://www.nangoku.com.my/20110509-0912/ シンガポールの有権者総数は約235万人。ただし、2011年総選挙の登録有権者総数は
221万1102人で、うち205万7690人が投票した。投票率は93.06%。
今回の総選挙での与党・人民行動党(PAP)の得票率は60.14%で過去最低、野党に
4議席を奪われた1991年総選挙での得票率61%をも下回った。前回2006年総選挙は66.6%。
【総選挙】街の話題:今回の総選挙で最も注目を浴びた野党候補のチェン氏
http://www.nangoku.com.my/20110509-0915/ 今回の2011年総選挙で最も注目を浴びた野党候補と言えば、労働者党
(ワーカーズ・パーティー/WP)のチェン・シャオマオ候補である例年になく、
質の高い候補者が出そろったと言われた野党候補者の中でも抜群の注目度を見
せたのがチェン氏である。
チェン氏は、ローカル紙が「すぐに入閣できる逸材」と評した高学歴、職歴抜群
の弁護士で、台湾生まれの修士号と博士号を持つ50歳。
チェン氏は台湾で出生、11歳の時にシンガポールに移民し、高校卒業試験で全国
トップの成績を挙げた。シンガポール国立大学に乳悪心生をしたが拒否されたため、
ハーバード大学に留学して経済学士号を取得。その後、奨学生としてオックスフォード
大学で歴史と言語を履修し修士号を取得、最後にスタンフォード大学法学部で博士号
を取得したのだ。
米国の著名法律事務所デイビス、ポーク&ウォードウエルのパートナーとなり、
今回野党・労働者党(WP)の招きに応じてアルジュニード集団選挙区から出馬した。
結果はジョージ・ヨー外相率いる与党チームを打破して当選を決めた。今後、国会
論戦でどのような舌鋒をみせるか楽しみな新進政治家である。
【総選挙】ひび割れを修復し、団結の回復をはかろう:リー首相
http://www.nangoku.com.my/20110509-0916/ リー首相は総選挙の大勢が判明した5月8日未明に記者会見を開き、総選挙結果に
ついて以下のように語った。
ーー与党は60.14%の得票率で勝利し、再度政権を担当することになった。有権者
の支持に感謝する。誠実に謙虚な態度で、与党支持非支持にかかわらず全ての国民に
奉仕する覚悟だ。シンガポール政治は新しい時代に突入した。
2011年総選挙は歴史的分水嶺となった。有権者の5分の1が30歳以下で、多くが初めて
投票した。人口高齢化にともない、定年退職した有権者も多かった。彼らは生活費高騰、
とくに医療費の値上がりに大きな関心を寄せた。
ソーシャルネットワークとニューメディアが今回の総選挙で重要な役割を演じた。
有権者が政府に新しい作風を求めていること、野党に政府牽制の役割を果たしてもらい
たいと考えている事などがわかった。激戦の程度から、政府に意見をしっかり聴くよう
有権者が求めていることも明らかになった。政府は国民の声をよく聴き、政策を改善して
いく。与党は総選挙の結果を踏まえ、国民とのコミュニケーションを強化する。
アルジュニード集団選挙区で与党の強大なチームが敗れ去った。大きな損失である。
しかし、私とヨー外相の率いるチームは有権者の選択を尊重する。ホウガン単独選挙区
の与党候補落選も残念であった。ポトンパシル単独選挙区でシートー候補が当選できた
ことは大変喜ばしい。
総選挙は終わった。国民・政党は選挙戦でできたひび割れを修復し、団結の回復をはかろう」。
【総選挙】チャム・シートン氏チームが落選:ビシャン・トアパヨ集団選挙区
http://www.nangoku.com.my/20110509-0919/ 27年間死守してきたポトンパシル単独選挙区からビシャン・トアパヨ集団選挙区(定数5)
に転じたチャム・シートン氏の率いる人民党(SPP)チームが、5月7日の開票の結果、ウォン・
カンセン副首相の率いるPAPチームに13.9%の票差で敗れた。チャム氏は76歳、落選したことで
持病もあり政界引退の可能性が高くなった。
得票数・得票率はPAPチームが6万2282票(56.9%)、SPPチームは4万7092票(43.1%)。
【総選挙】PAPが27年ぶり、ポトンパシル単独選挙区を奪還
http://www.nangoku.com.my/20110509-0920/ 野党・シンガポール人民党(SPP)のチャム・シートン氏が1984年総選挙以降27年間連続当選を
果たしてきたポトンパシル単独選挙区を、与党・PAPが今回ついに奪還に成功した。
今回ビシャン・トアパヨ集団選挙区に移った夫のチャム・シートン氏に代わりポトンパシル単独
選挙区から出馬したニナ・チャム候補(62)は思いのほか票が伸びず7859票に留まり、7973票の
PAPのシートー・イピン候補に114票の僅差で敗れた。得票率はシートー候補が50.36%、ニナ
候補は 49.64%でその差たったの約0.7%。
シートー候補は3度目のポトンパシル単独選挙区での挑戦で初当選を果たした。
【総選挙】ホウガン単独選挙区でWPのヨー・シンリョン候補が当選
http://www.nangoku.com.my/20110509-0922/ 注目のホウガン単独選挙区で、労働者党(WP)のヨー・シンリョン候補が64.81%という文句
なしの得票率で、PAPのデズモンド・チョー候補を破り初当選を果たした。
この選挙区は1991年総選挙でWPのロー・ティアキアン書記長が当選して以降20年間WPの牙城と
なっている。ロー氏が今回アルジュニード集団選挙区に移ったため、ロー氏側近で党組織部長の
ヨー氏が出馬した。
ヨー候補は1万4833票(64.81%)、チョー候補は8053票(得票率35.19%)だった。
【総選挙】PAPに衝撃! ヨー外相が落選:アルジュニードGRC
http://www.nangoku.com.my/20110509-0924/ シンガポールの全国民が注視する激戦のアルジュニード集団選挙区(定数5)で、
ジョージ・ヨー外相の率いる与党・人民行動党(PAP)チームが野党・労働者党(WP)
チームに敗れた。
5日に9日間の選挙戦を終え、クーリングデー(冷静に考える日=6日)のあとの5月7日
の開票結果では、ロー・ティアキアン書記長の率いるWPチームが 7万2165票を獲得し、
5万9732票のPAPチームに1万2433票の差をつけて当選した。得票率はWPチームが54.71%、
PAPチームは 45.29%だった。
当選したWPチームのロー書記長は「シンガポールの政治史上画期的な出来事である。
我がチームを信じてくれた皆さんに感謝し、今後ベストを尽くして奉仕していくことを誓う」
と勝利のコメントを発表。
一方、落選したヨー外相は、「素晴らしい選挙戦だった。当選したWPチームを祝福したい。
シンガポールの歴史に新しい1章が記された。我がチームは懸命に頑張った。後悔はして
いない。有権者の選択を尊重する」と語った。
【総選挙】PAPが87議席中81議席を獲得:5月7日の開票結果
http://www.nangoku.com.my/20110509-0926/ シンガポール議会(1院制・定数87)の2011年総選挙が5月7日に終わった。同日の投開票で、
今回も予想通り、リー・シェンロン書記長(首相)の率いる与党・人民行動党(PAP)が圧倒的
な強さを発揮し大勝した。PAPは定数87のうちの81を制した。善戦した野党は、独立以降最多の
6議席を獲得した。これまでは1991年の4議席が最多であった。
野党の立ち会い演説会にはかつてみられないほどの多数の聴衆が駆けつけ、会場によっては与党
の聴衆を上回るほどの人気ぶりを見せつけた。
シンガポールの総選挙は、単独選挙区の1人区(総数12)と定数4―6人の集団(グループ)
選挙区(GRC/総数15))に分けて行われる。GRCは最多得票した政党が議席を総取りする仕組みで、
与党が安定多数を確保する上で有利な選挙制度となっている。
今回の総選挙では4月27日の立候補届け出日にタンジョンパガ集団選挙区(定数5)のリー・クアンユー
顧問相率いるチームが対立候補がなく早々と当選を決め、5議席をまず獲得していた。このため、5月7日
の投開票は単独選挙区12とGRC14で実施された。
過去、野党は単独選挙区でしか当選者を出したことがなかったが、今回初めてGRC(アルジュ
ニードGRC)で当選を果たした。
野党は労働者党(WP)がアルジュニード集団選挙区(定数5)とホウガン単独選挙区でPAP候補
を破り合計6議席を獲得した。2006年総選挙では定数84議席中、野党は2議席しか獲得できなかったが、
今回は定数増もあって、3倍増の6議席に伸ばすことに成功した。
「アルジュニードGRCでヨー外相が落選!!」
ジョージ・ヨー外相、リム・ウイーホア首相府相、ザイヌル上級国務相が激戦のアルジュニード
集団選挙区で野党・労働者党(WP)に接戦の末に僅差で敗れ落選し、PAPに大きな衝撃を与えた。
ホウガン単独選挙区でも、労働者党候補が当選した。
ただPAPにとって、長年野党に議席を奪われてきたポトンパシル単独選挙区でシートー候補が114票
のきわどい票差で初当選を果たしたことはビッグニュース。
なお、PAPの得票率はこれまでの12回の総選挙における過去最低の60.1%と、前回の2006年総選挙時
の66.6%と比べて6.5%減となった。投票率は93.06%だった。
ポトン・パシル選挙区、無効票が結果を左右
シンガポール2011年05月10日 09:03
http://www.asiax.biz/news/2011/05/10-090344.php 総選挙ではポトン・パシル選挙区(1人区)で、当選者の与党・人民行動党(PAP)のシト・イーピン氏と、
落選したシンガポール人民党(SPP)のリナ・チャム候補との差がわずか114票(投票数の1.5%)だった。
しかも無効とされた票が242票と得票差を上回った。
同選挙区は、リナ・チャム候補の夫のチャム・シートン氏が1984年以来、議席を保持してきた。有権者数は
最も少ないが、集計結果が確定したのは最も遅かった。
全選挙区の投票総数は206万票で、無効票は4万4714票(2.2%)。有権者の不注意で無効票になるケースがある
が、与党、野党どちらにも投票したくない場合、故意に無効票にするケースが考えられる。
最も無効票の割合が低かったのは労働者党(WP)が候補を立てた選挙区。WPのヤウ・シンリョン候補が圧勝した
ホーガン選挙区の無効票はわずか1.1%。
ロー・ティアキアン書記長のチームが勝利したアルジュニード・グループ選挙区の無効票は1.3%。有権者が
はっきり態度を決めて投票したことがうかがえる。
最も無効票の割合が高かったのは、改革党、シンガポール民主同盟、シンガポール民主党が候補者を立てた選挙区。
PAPを支持したくないが、野党候補にも投票したくない、という有権者の意思を示唆するものと考えられる。
シンガポールのリー顧問相、一線退く 建国の父 ゴー・チョクトン上級相も 次期内閣に入閣せず
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE3E6E2E09A8DE3E6E2E7E0E2E3E39494EAE2E2E2 2011/5/14 22:44 (2011/5/15 1:21更新)
【シンガポール=佐藤大和】シンガポールのリー・クアンユー顧問相(87、元首相)と
ゴー・チョクトン上級相(69、前首相)は14日、連名で声明を発表し、来週にも発足する
次期内閣には加わらないことを明らかにした。
「我々の母国への貢献は果たした」としたうえで「リー・シェンロン首相ら若い世代を中心
に困難で複雑な時代にシンガポールを率いていく時がきた」と訴えた。
両氏は今月7日の総選挙で当選しており、国会の議席は維持する見通し。ただ東南アジアの
成長の先駆けとなったシンガポールの指導者が政治の第一線から退く形となり、下院選挙を
控えるタイや高成長に伴うインフレや格差問題に直面するベトナムなど、政治・経済の曲がり
角にある域内国の情勢に影響を及ぼす可能性もある。
リー顧問相は1965年のマレーシアからの独立時の首相で、食糧も水も自給できない小国を世界
有数の都市国家に育てた建国の父。ゴー上級相はその後任として90年から14年間、首相を務めて
リー顧問相の長男シェンロン氏につないだ。両氏は顧問相や上級相の新設ポストに就き、政権の
後見役となってきた。
今回の総選挙でリー・シェンロン政権は定数87議席のうち81議席を確保したが、野党の6議席
は過去最多で与党の得票率60%は過去最低だった。「野党を当選させた選挙区は報いを受ける」
など選挙期間中のリー顧問相の発言が反発を招いたとも指摘されていた。