【韓国経済コラム】Q:「太っ腹チキン」論争、どう見ます? 「零細企業が生きてこそ民主主義の繁栄」[04/16]

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1天の書記φ ★
ボストン(米国)=キム・ナミン記者

『価格競争を規制する側は二種類の主張を展開する。
一つは、大企業が値下げ競争をすれば零細企業は破産し、結局は大企業が独占して価格が上がってしまうから。
もう一つは、零細企業を保護して得られる公共の利益の保護である』

 昨年ロッテマートが低価格の鶏の丸焼きを販売して始まった「太っ腹チキン」論争は、特定の主張に偏らなかったという点で非常に異なった意味を我々の社会に投げ掛けた。
 太っ腹チキンに賛成の意見としては「食品を安価に供給する生産者の権利」及び「食品を安価に購入し食する消費者の権利」を主張する。これに対し太っ腹チキンに反対する
意見としては「零細事業者の生存権」を主張していた。
 マイケル・サンデル(ハーバード大教授)の「正義を理解する三つの理念」(注1)を単純化すれば、太っ腹チキンに対する賛成は個人の選択権を保障しなければならないという
自由主義的視点、反対は共同善と美徳を前面に出さなければならないという共同体主義的視点に該当するだろう。
 このような論争は、直前の「イーマートピザ議論」(注2)でも出ていた。

 だが太っ腹チキンは、ここで別の反論を派生させた。幾ら零細事業者であっても、普段から鶏の丸焼きを高く売る行為には問題があるというのだ。
低価格な鶏の丸焼きで市場全般の暴利構造を解決出来るならば、大企業の市場への侵食が不快ではあっても零細事業者は或る程度の被害を甘受せざるを得ないという
見解であり、激しい原価論争につながるものだった。
 また他の反論もあった。価格競争という形で大企業の鶏の丸焼きを許容すれば、零細企業が壊滅して大企業が鶏の丸焼き市場を席巻し、結局は価格上昇を招くから
消費者の不利益になるという見解だ。
 サンデル式論法によれば、二つとも最大幸福を追求する「功利主義的視点」に該当する。


>>2に続く
2天の書記φ ★:2011/04/17(日) 12:59:39.13 ID:???
>>1の続き
3天の書記φ ★:2011/04/17(日) 12:59:49.38 ID:???
 サンデル教授に「太っ腹チキン」議論を話すと「非常に興味深い事例だ」と述べた。では、サンデル式解決法としては何があるだろうか?
彼の論法は三つの理念の中庸を探したり、四つ目の理念を登場させて「ソロモン式知恵」(注3)を探すのではない。彼はいつも「共同善」の立場で解決法を探す。

「大企業が小規模な競争者らより遙かに低い価格を提示する際、二つの目的の間でジレンマが生まれます。消費者の為の低価格か?中小企業や零細事業者の保護か?
20世紀始めの米国でも同じジレンマが生まれ論争が広がったことがあります。米国の多くの地域が値下げを制限する法律を作ったんです。所謂「チェーン店」(chain stores・
巨大スーパーマーケット)が低価格を打ち出して小規模店を破産に追い込めないようにする法律です。今でも米国の幾つかの共同体はウォルマートが入ることに反対します
よね。ウォルマートの価格が零細企業等を倒産させるだろうという懸念からです」

―それならば、地域の消費者は零細事業者を保護する為に、いつも高い商品を購入しなければならないことになります。それでも価格競争を規制することが正義なのでしょうか?
「価格競争を規制する側は二種類の主張を展開します。先ず長期的な観点での価格です。もし大企業が今の価額を下げて零細企業を破産させる場合、その大企業が最終的に
独占して値上げが出来るようになります。当面の値下げが明日の独占につながるリスクを抱えているということですね。勿論こういうリスクは産業により異なるので、事例別に研究
しなければなりませんね。もう一つの主張は小規模な零細企業等を保護して得られる公共の利益の保護です」

―価格競争を規制するという同じ結論ですが、哲学的背景は互いに違いますね。先生は「公共の利益」を重視して下さい。
「小規模な独立生産者やビジネスの中心である経済活動が少数の大企業によって掌握されてしまわないことこそ、より強い民主主義の基盤になります。1920〜30年代の
ルイス・ブランダイス(Louis Brandeis)の支持者らが主導した独占禁止法の中核論理でしたね。ブランダイスは小企業が中心となった経済でこそ、民主主義が最高に繁栄
すると書いています。そして「巨大さの呪い」(The Curse of Bigness)を懸念したのです。価格競争を制限する法律は20世紀半ばには結局、米国で廃止されましたがね。
低価格を支持する意見が経済力の集中を憂慮する声を圧倒したためです」

 ブランダイスは鉄道会社の独占事業に対抗した弁護士で、ユダヤ人で最初に連邦最高裁判所判事になった人物だ。
やはりユダヤ人であるセンデル教授は、ブランダ​​イスの精神を奉じて立てられたブランダイス大学の卒業生である。


朝鮮BIZ/韓国語(2011/04/16 03:00)
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/04/15/2011041501184.html
※ 機械翻訳を記者が修正

(注1)
マイケル・サンデルの正義論に於ける三つの理念:「幸福の最大化」「自由の尊重」「美徳の促進」
(注2)
流通大手のイーマートがピザ事業に参入し、市場価格の半値ほどで売り出した件を発端にした議論
(注3)
ソロモン諸島の村々での、個別に所有権を主張するのではなく全てを共有するという扶助システム的な知恵
4<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 13:18:09.88 ID:G8sIii0R

なげえ〜

5<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 13:26:53.00 ID:eLQxyMQr
あぁ、鳥インフルエンザはよく焼くと大丈夫だもんね。
6<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 13:29:10.29 ID:qbbvmTht
そもそも鶏の命を奪うことの後ろめたさを含めた栄養摂取なんだ。
お金ばかりに意識が向くのは間違ってる。いくらでも食べてよいはずがない。なるべく穀物を食べようよ。

近所に大手スーパーしか残らなくなり、そのスーパーが撤収したら困るのは車のない家庭なんだよ。
 
7<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 13:32:54.71 ID:uAPWiICl
零細企業を倒産させてその後に値上げは韓国の財閥のお家芸みたいなものじゃなかった?
8<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 13:35:12.96 ID:dneWAsZI
日本を見てるから不満が出るんだろ 
韓国はユダヤ人と財閥のものだよ
9天の書記φ ★:2011/04/17(日) 13:40:35.56 ID:???
>>1の要約

価格競争の規制は正しいのか?
1 個人の自由(安値販売の自由など)重視−自由主義的視点
2 各人の生存権(零細企業の維持など)重視−共同体主義的視点
3 市場原理(価格の是正など)重視−功利主義的視点
4 消費者の権益(安値購入の機会権利など)重視−功利主義的視点
どれが正しいのか?

こんな話を、マイケル・サンデル教授(正義について語ろう、で有名)に教えてもらってるのです。
10エルダーブラザー ◆ASPE/S95RM :2011/04/17(日) 13:44:06.54 ID:HxU/HMMU
>>9
畑違いの話で教えて貰ってるんですか・・・。
11神條 遼"メタトロン"ねーちん ◆2/P6Chairg :2011/04/17(日) 13:46:48.42 ID:bzXRnMZG BE:543019182-2BP(3456)
>>10
畑違いでもない。
政治哲学的に語ってるから。
12<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 13:47:46.69 ID:cKyHQDsK
低価格化による市場の拡大+量産効果による効率の向上が
低価格化によって遺失する利益を上回れば善
そうで無きゃ悪

一般に食い物関係は消費者の胃袋という絶対的な量的限界があるから
値下げ合戦は勝者の居ないレースになりがちだが
13エルダーブラザー ◆ASPE/S95RM :2011/04/17(日) 13:52:13.51 ID:HxU/HMMU
>>11
>政治哲学

>政治の目標、あるいはその目標を達成するための政治社会の組織手段などに付き考究する学問



>倫理学、社会学、心理学とその境を接しその学的領域は明確に限定できない

以下略

うーん明確じゃないのかぁ・・・。
14J.A.C.K. ◆JoshiOBOBY :2011/04/17(日) 14:14:04.14 ID:9SxZNKYA
サンデル先生は何か言ったの?
サンデル先生ならこういうんじゃないかというただの妄想?




それにつけても太っ腹チキンというネーミングはいい
15<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 14:17:43.61 ID:Ej97mTcN
零細企業が死にまくってる韓国は民主主義じゃないってことか
16<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 14:25:27.33 ID:EBri7GHg
「無いものは無い」と思い込んで生きているのも幸せなのかな

北朝鮮国民を見ると、そう思ってしまう。
17神條 遼"メタトロン"ねーちん ◆2/P6Chairg :2011/04/17(日) 14:36:24.61 ID:bzXRnMZG BE:1086039348-2BP(3456)
>>14
サンデル先生にインタビューしてるw
>>3参照w
18<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 17:01:06.40 ID:2GN7AOct
>サンデル式論法によれば、二つとも最大幸福を追求する「功利主義的視点」に該当する。


チョンが偉そうにwwwww
19<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 17:05:27.56 ID:y8qMUkJg
韓国人は世界一臆病無という事か
20<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 17:13:34.09 ID:ZCsZP5B4
韓国は巨大企業で支配され運営されてるのだから、どうでもいいでしょw
零細中小なんざどんどん潰せw



まあ、そこが優秀な老舗中小企業があまり存在せず
日本への依存度赤字が高い原因だけどwwwww
21<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/17(日) 17:40:55.12 ID:L6Qq/HeQ
現代のダンピングはきれいなダンピング。
22<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/18(月) 01:25:13.11 ID:mj4mT944
>>9
昔のパチンコ屋は、後発した店は、その地域のパチンコ屋が倒産するまで、
約1年間は我慢して、赤字で出玉をだし続けて、
前々からその地域にいたパチンコ屋を倒産させるか、別の地域に移転するかまで追い詰め、ライバルが消滅したら、そのあと、出玉を絞って
赤字を回収する。
と、いわれました。
今どき、これをやっても、客は別の地域までパチンコをしにいくだけだから、意味ないと思うけど。

価格破壊が、ライバルを倒産に追い詰め、ライバルの消滅後で、価格を値上げすることが、大企業の経営戦略だったなら、
それまでの中小企業と消費者の権利を守るために、最低限度の規制は必要なんじゃないのかな?

価格完全自由競争ではなく、ある程度の相場を設けて、そこから割り引き幅を3割以内にするとか。
23<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/19(火) 03:13:43.97 ID:mv4n5dJp
サンデル教授もこんなのに付き合わされて不運だったな
24<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2011/04/19(火) 13:52:45.40 ID:sMuGxpoK
世界中で低価格競争か。
日本じゃないでも、アメリカじゃ殺されるかもな。
25<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
まあサムソンとか韓国企業が国から援助されて世界でおこなってきたことですけどね。