【中央日報】世界を驚かせている日本人特有の秩序意識は教育から生まれている [03/22]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 [―{}@{}@{}-] Korean Monkeys (韓国猿) @動物園φ ★
【時論】日本人の秩序意識、教育から生まれる(1)

隣国の日本が史上最大の強震と津波の余波で苦痛を経験している。さらには破損した
原子力発電所が日本人の安全を脅かし、非常に心配だ。こうした絶望と恐怖のるつぼの
中でも、日本人は特有の秩序意識を発揮し、世界を驚かせている。

数年前の阪神・淡路大地震当時もこうした姿は目撃されたが、その時はただ局地的な
被害だからそうだろう思っていた。米国に留学した当時、数十人の命を奪った地震を
経験したことがある。当時、破損した商店街で窃盗行為する姿を目にしながら、
「先進国の市民も大きな災難の前では同じなのか」と感じた。しかしメディアを通して
接する日本人の態度は驚くほど落ち着いている。窃盗どころか、恐慌の状態による
無秩序や極端な行動も見られない。ある外国人目撃者は「ぞっとするほど冷静で節制
された対応」と表現した。被害地域でもないのに放射性物質に関するデマが広がる
韓国とは対照的だ。

では、日本人の成熟した市民意識はどこからくるのか。その答えは日本の教育に
見いだせそうだ。周知の事実だが、日本は教育を通して公衆道徳と秩序をとりわけ
強調する。日本の児童が町内の託児施設で真っ先に習うのは整頓・静粛・清潔などだ。
3歳にもならない子どもが遊び場から戻り、靴を並べて、手を洗って食卓に座り、
「いただきます」を話す姿は、厳かな感じさえする。

日本の幼稚園、小中学校では、道徳教育が非常に重視されている。韓国の「正しい
生活」や「道徳」のように別に教科を運営するのではなく、学校教育活動の全般に
わたり道徳教育が実施されている。道徳教育に対する指導の責任も校長・教頭・担任・
教科教師の全員にある。道徳教育を教育の基本、核心と認識しているということだ。

中央日報
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=138400&servcode=100§code=140
2 [―{}@{}@{}-] Korean Monkeys (韓国猿) @動物園φ ★:2011/03/22(火) 20:05:58.91 ID:???
【時論】日本人の秩序意識、教育から生まれる(2)

日本の道徳教育は他人に対する配慮を出発点とする。道徳教育が目標にする主要徳性は
社会の秩序と規則遵守、法の尊重、公衆道徳、社会奉仕、責任完遂などだ。親に対する
孝行と教師に対する尊敬、そして愛国なども特記するに値する。しかし決して国粋主義を
あおるものではない。学年が上がるほど個人の社会的責務を強調するという点も日本道徳
教育の特徴とみられる。

結局、日本は道徳教育を通して他人に配慮し、ともに生きていく生活方法を教え、その
過程で適切な訓育を認める。こうした教育を通して、日本人は公共の善のために個人の
欲求を自制し、権利の主張よりも義務の履行を前面に出す姿勢を学ぶようだ。

筆者には日本を盲目的に美化しようとする意図は全くない。日本はユートピアではない。
日本にもあらゆる種類の犯罪者がいて、世界的に悪名高い暴力団組織もある。日本の学校
にも飲酒・喫煙・性・暴力などの問題は存在する。しかし国難の危機状況で表出する日本人の
成熟した市民意識、そしてこれを可能にする日本の教育は、私たちが見習うべきだろう。

日本の秩序意識を全体主義の残滓と見る視点もあり、訓育を許す道徳教育を学生人権の
侵害と批判する人たちもいる。地震と津波に対する日本人の秩序整然たる対応が強要された
ものなら知らないが、自発的な行為に対して全体主義を云々するのは正しくない。さらに
他人に対する配慮に基づいた公衆道徳の教育のために学校が使う適切な訓育を人権の侵害と
見れば、これは学生の人権に対する行き過ぎた拡大解釈だ。

私たちはいま先進国への進入を念願しており、このために最も切実なのは成熟した市民
意識だ。成敗のカギは結局、教育にある。

イ・ソンホ中央大教授・教育学科
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=138401&servcode=100