20日の夕方、総連緊急対策委員会宮城県本部のメンバーがテレビ
画面にじっと見入っていた。(写真)この日、対策委員会が同胞と
日本市民のために仙台市内の八木山中学校の運動場で行った炊き
出しと、東北朝鮮初中級学校の被害状況を宮城県の放送局・TBC
(東北放送)が放映したためだ。番組は、「国籍を超えた支援の輪が
広がっている」という趣旨で編集された。
対策委員会のメンバーは、震災被害地の現場で、炊き出しという形で
朝・日友好親善の輪が広がっている光景をテレビ画面で確認しながら
歓声を上げた。炊き出しに参加した朝青八木山班のクォン・ユンヒさんは、
「炊き出しの現場で、互いに安否を確認し合う日本市民もいた。今回の炊き
出しは大きな意義があった」と語った。
[朝鮮新報 2011.3.21]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2011/01/1101j0321-00003.htm