http://file.chosunonline.com//article/2011/03/21/713085417678395618.jpg 現代重工業、4台を送ることに
キューバの10ペソ紙幣(写真)に登場する現代重工業の移動式発電機が、11日の大地震で被害を受けた日本に送られる。
外交通商部(省に相当)は20日、現代重工業が製作した1.7メガワット級の移動式発電設備
「PPS(Packaged Power Station)」4台と技術陣を日本の被災地に送ると発表した。
PPSは長さ12メートル、幅、高さ各2.3メートル規模の40フィートコンテナ内に、
発電機の機動に必要な全ての設備を搭載した、一種の小規模発電所だ。
この発電機は、大規模発電所を建設するのが難しい島や砂漠などで電力を生産することができ、中南米、中東各国で人気を集めている。
特に昨年、ハイチやチリで大地震が発生した際も、この発電機は正常稼働した。
キューバにはすでに544台も輸出され、キューバの電力生産の35%を担っている。
2007年、「エネルギー革命」という言葉と共に発電機の絵が10ペソ紙幣に登場した。
現代重工業は、米国ゼネラル・エレクトリック社がスーパーボールの競技場で使われていたガスタービン発電機を
日本の福島第一発電所に送ることにしたという本紙の記事を見て、発電設備支援を決定したという。
現代重工業の大株主である鄭夢準(チョン・モンジュン)前ハンナラ党代表が
「なぜ近くの韓国ではなく、米国から発電機を送らなくてはいけないのか」と述べ、
金滉植(キム・ファンシク)首相に支援を提案した。
これにより、政府は今月19日、首相室の林采民(イム・チェミン)室長や
現代重工業の閔季植(ミン・ケシク)会長などが出席する緊急会議を開き、支援方案を話し合ったという。
東京電力も現代重工業の支援の意思を受け入れ、10日以内に発電機の輸送、設置を終える見通しだ。
被災地のうち、どこに発電機を配置するかは東京電力の要請に従う予定。
現代重工業側は「まず発電機を福島第一原発の復旧に緊急投入し、原発の状況が落ち着けば、
電力難に苦しんでいる近隣地域に再配置する計画だ」としている。
記事入力 : 2011/03/21 09:29:58
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