【ベトナム】ベトナム政府が援助を拡大、日本に医療チーム派遣する方針へ…ハノイで谷崎ベトナム大使に伝える[03/18]

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1 ◆TOFU75Z77Q @甘味処「冷奴」φφ ★
 ベトナム政府が日本に医療チームを派遣する方向だ。11日に発生した東日本大震災の被害が拡大する中、
すでに20万米ドル(1米ドル=約81円)の支援を決めているが、援助を拡大する格好だ。15日付ベトナムネットが報じた。

 ホー・スアン・ソン外務副大臣は14日、首都ハノイで谷崎泰明駐ベトナム大使に、
日本の被災者を救援するため、医療スタッフを派遣する方針を伝えた。

 これに対し、谷崎大使は日本政府が在日ベトナム大使館などと連携し、在日ベトナム人の保護に努めていることを説明したほか、
これまでに震災による在日ベトナム人の犠牲者は報告されていないと述べたもよう。

 ベトナム外務省のグエン・フオン・ガー報道官は「地震や津波による日本と日本国民の想像を絶する苦しみをベトナムは共有している」と強調した上で、
「われわれは日本が数々の困難を克服するとともに、この破局的な状況を乗り越えられると確信している」とした。
さらに、「ベトナムはできる限り支援する用意がある」と述べている。

 医療チームについては、日本から正式な依頼があれば派遣する考えで、現在、いち早く対応できるよう日本側と協議しているという。

■ベトナム赤十字が5万ドル支援

 ベトナム赤十字(VRC)は14日、日本の被災者に対して5万米ドルの支援を決定した。
11日の震災発生直後には、VRCのチャン・ゴック・タン会長が、日本赤十字社(JRC)の社長で
国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の会長を務める近衞忠てる氏に、お見舞いのメッセージを送っていた。

 VRCは現在、赤十字国際委員会(ICRC)やJRCと連携し、
震災により連絡の取れなくなっている在日ベトナム人の情報を把握するためのシステムを構築するなど、在日ベトナム人の安否確認に取り組んでいる。

 JRCは他に先駆けて、VRCへの大規模な支援を長期的に行ってきた実績がある。
とりわけ自然災害に対する取り組みに力を入れており、津波などの被害を防ぐため、
ベトナムの沿岸部8省におけるマングローブの植林事業を支援している。
この事業では1996〜2015年に総額1,000万米ドル近くを拠出する予定だ。

ソース NNN.ASIA 2011年3月17日(木曜日)
http://nna.jp/free/news/20110317icn001A.html