○韓国でも問題化=「混乱目的か話題作り」と関係者−入試問題投稿
携帯電話のメール機能を利用した大学入試でのカンニングは、厳しい受験戦争で知られる
韓国で2004年、組織的な不正が発覚したことがある。日本のセンター試験に相当する
共通試験で、受験生らが試験会場外の後輩らと連絡を取り合う手口だった。
中心的な役割を果たした受験生らは公務執行妨害罪で起訴され、懲役8月、執行猶予1年、
社会奉仕80時間の判決を受けた。韓国当局は翌05年の入試で携帯電話の試験会場への
持ち込みを禁止。金属探知機を使ってチェックし、違反した場合は試験結果無効、受験資格
1年停止とする措置を取った。
国内の大手予備校関係者によると、試験会場では監督者がいるため、携帯電話を使用
するのは難しい。ただ、紙に書き写した上で、「トイレに行く」との理由で会場を離れること
などは可能で、携帯電話を隠して持ち出すこともできるとみられる。
この関係者は「日本では聞いたことがない。インターネットに書き込んで簡単に答えを
得られるような問題ではないので、試験を混乱させたり話題を呼ぶことを目的に、受験した
者がいたのではないか」と話した。
□ソース:時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011022600373