1.貯蓄銀行94行は平穏
預金額の91%、分割預金で元利全額保障
2.一部貯蓄銀行では預金増加
銀行より高金利、昨年増益のうわさも
3.取り付け騒ぎの可能性低い
2行の総資産わずか5兆ウォン
金融委員会が釜山貯蓄銀行と大田貯蓄銀行に営業停止処分を下した17日、両行には困惑した預金者が詰め掛けた。
また、系列行の釜山第2貯蓄銀行、全州貯蓄銀行にも預金を引き出そうとする客が押し寄せた。
これとは対照的に、ソウル市江南区清潭洞にある現代スイス貯蓄銀行本店は、新規で預金を申し込む顧客でごった返した。
同日は、通常より100億ウォン多い200億ウォン(約15億円)もの資金が集まった。同行のクォン・ジョング理事は「昨年下半期に
当行が300億ウォン近い利益を出したといううわさが広がり、この日は窓口を訪れる顧客が普段の1.5倍に達した」と話した。
HK貯蓄銀行でも同日、預金が10億ウォン(約7500万円)増えた。
■金融監督院、貯蓄銀10行のブラックリスト公開
先月、三和貯蓄銀行が営業停止処分を受けた際、金融監督院の幹部は「これ以上営業中止となる貯蓄銀行が出ないようにしたい」
と述べた。この発言を追加的な営業停止処分はないという意味に解釈した預金者は、2行に対する営業停止処分を聞いて慌てた。
金融委員会が先月、営業停止を命じた三和貯蓄銀行を除く貯蓄銀行104行のうち、新たに営業停止処分が下された釜山、
大田両貯蓄銀行を含め、釜山第2、中央釜山、全州など釜山貯蓄銀行の系列5行と国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率は
正常水準(5%)に満たない。金融監督院は宝海、道民、ウリ、セヌリ、イエスの各貯蓄銀行を「ブラックリスト」として公表した。
資金難で6カ月の営業停止処分を受けた大田貯蓄銀行本店(大田市中区)には17日、預金者が詰め掛け、心配そうな表情を見せた。
http://file.chosunonline.com//article/2011/02/18/845758532663416646.jpg ソース
http://www.chosunonline.com/news/20110218000028