博報堂、世界18都市における日本・韓国製品イメージ比較調査
博報堂は3日、グローバル市場でのマーケティング戦略に活用するためのオリジナル生活者調査
『Global HABIT』のデータをもとに、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)
を含む世界18都市における「日本製品」と「韓国製品」に対するイメージを比較・分析した結果を発
表した。
同社の調査『Global HABIT』は2000年に始まり、毎年、アジアや欧米・中南米の主
要34都市の15歳〜54歳、各都市の中上位収入層を対象に、約1万5000人規模で行われる。
今回の比較調査では、北京・上海・広州・香港・台北・ソウル・シンガポール・バンコク・ジャ
カルタ・クアラルンプール・メトロマニラ・ホーチミンシティ・デリー・ムンバイ・サンパウロ・
ニューヨーク・フランクフルト・モスクワの18都市で行われた。
調査項目の「製品イメージ」では、日本製品が17都市すべてで、「高品質」イメージを獲得。17
都市平均で60.6%と、韓国製品の20.5%を上回った。また、「カッコイイ/センスがいい」イメー
ジでも、日本製品が韓国製品を17都市平均10ポイント差で上回った。しかし、中国3都市(上海・広
州・北京)での評価は拮抗した。「活気や勢いを感じる」イメージでは、日本製品と韓国製品に差は
ほとんどみられなかった。
「モノ・サービス連想比較」の項目では、日本と聞いて「家電/AV 製品」を連想する人が最
も多く(65.7%)、以下、「デジタル製品」(60.8%)、「自家用車」(57.3%)が続き、、世
界共通で「日本の3大製品」としてのイメージが確立していることが分かった。
一方、韓国から連想するモノ・サービスも、日本同様、「デジタル製品」(平均36.6%)が1位
だったが、都市によってバラつきが大きく、日本のような世界共通の強いイメージは確立していない
ことが分かった。(編集担当:金田知子)
2011/02/03(木) 12:54 サーチナ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0203&f=business_0203_119.shtml