【話題】KARAがもたらす「スキャンダルを超える広告効果」…広告には「話題性」が不可欠！TBCのCMにはオンエア前からアクセス殺到[2/2]

1 ：諸君、私はニュースが好きだφφ ★：2011/02/02(水) 21:45:26 ID:???

　ドラマの途中に流れるCMの時間はお茶を取りに行ったりトイレに走ったりと、TV画面から注意をそらせてしまいがち。だが、中には
言葉や音楽にひかれて画面を見てしまうものや、ついつい目が離せなくなってしまうものもある。一体どのようなCMが消費者の注意
を引き付け、記憶に焼き付けることができるのだろうか。最近の広告制作事情と合わせて、株式会社電通のコピーライター、
傍島(そばじま)氏に伺った。

■CMに求められるもの

　「TVで大々的にCMを流したり、雑誌、新聞に掲載したりするだけでは、十分な費用対効果を得られないのが現状です。
インターネットや携帯など、消費者が目にする媒体すべてを考慮した広告制作が求められています」(傍島氏)

　最近ではインターネットや携帯サイトに加え、TwitterやFacebookが及ぼす影響も大きくなっている。Twitterのユーザー数は
750万人(ネットレイティングス株式会社発表)を超え、Facebookのユーザー数は180 万人を超えた(Socialbakers発表)と
言われている現在、消費者が関心を持つ情報がこれら媒体によって瞬時に広がっていくのだ。Twitter で話題になったネタが
数分後には、ポータルサイトの検索ワードランキングで急上昇するという現象も起きている。

　これら媒体で話題になるのは、「あの缶コーヒー、めちゃくちゃ美味しい」と言った商品に関するコメントもあれば、「今度のCM、
かなり笑える」と言った広告そのものに関するものもある。これは、ただその商品やCMが話題になっているだけでなく、広告として
注目を集め、消費者の購買行動につながる効果が十分に期待できると傍島氏は言う。なぜなら私たちは、一日に何100種類も
流れるCMの中で、当たり前のように「これがうまい！」と言われるよりも、知人やその分野に詳しい著名人が「オススメ」と言っている
もののほうが、説得力があり、信じられるようになってしまったからだ。
（中略）
■話題性が不可欠

　もう一つ広告制作の上でキーワードになるのが「話題性」だと言う。たとえば、ネスカフェゴールドブレンドの商品サイトでは自分が
入力した文字を俳優の大沢たかおさんが朗読してくれると言ったコンテンツで話題になった。また少し前にはSMAP が登場する携帯
のCMが民放5社で同時間に一斉にオンエアされた。これらは「みんなで見てみようよ！」とTwitterやmixi、ブログで盛り上がり、
話題となった。「話題性のあるCMは積極的に見ようとしますし、見たことが意識に残るものです」(傍島氏)

　たとえば、エステティックTBCのCM。事務所との騒動で話題になった韓国の女性グループKARAが起用されている。広告活動に
おいて、スポンサーはスキャンダルのある芸能人は起用したがらない傾向があるが、今回は騒動のあともあえてKARAの起用を
続けるという。

　「TBCはKARAを応援しているという姿勢を見せることで、ファンの支持を獲得し、TBCへの支持も上げていこうという意図がある
のでしょう」(傍島氏)。TBCはファンとタッグを組み今後のKARAの活動を盛り上げ、さらには自社のアピールにつなげようとしているの
だろう。もちろん、「話題性」は確実にある。実際、オンエア前にも関わらず、YouTubeではこのCMに10,000回以上のアクセスがあった。

　インターネットやTwitterなど、瞬時に情報を共有できる媒体が、広告が生み出す「話題」の拡散スピードを加速させていると
言える今、同じスピードで忘れ去られる広告も少なくない。その中で、商品のターゲット層が関心を寄せるポイントに訴求する話題
が広告として消費行動を生む効果をもたらすのだ。

　話題性がキーワードだという広告。こうして広告を話題にしている私たちも制作者の意図にはまって広告の世界を楽しんでいる
のかもしれない。

ソース（COBS　ONLINE）　http://cobs.jp/jijinews/trend/2011/02/kara.html

参考：渦中のＫＡＲＡ、エステＣＭに出演（JIJIPRESS）　※スレ立て時点で既に17万回のアクセスあり
http://www.youtube.com/watch?v=ZNBkg66yk9c