★「天安艦・延坪島事件の謝罪、6カ国協議の前提条件ではない」
政府当局者は26日、「天安(チョンアン)艦・延坪島(ヨンピョンド)事件に対する
北朝鮮の責任ある措置は、6カ国協議再開の直接的な前提条件ではない」と述べた。
この当局者は、この日訪韓したスタインバーグ米国務副長官の会談結果に関する記者会見で
このように明らかにし、「6カ国協議の再開と直接関連する条件は、
北朝鮮が非核化に向けた誠意を行動で示すことだ」と強調した。
これは、韓米が南北関係改善と6カ国協議再開問題を分離して扱うということと解釈される。
これを受け、政府が北朝鮮側に要求してきた「天安艦・延坪島問題に対する責任ある措置」は、
南北高官級軍事会談で扱われることになった。
北朝鮮の非核化を目標にした朝米対話と6カ国協議の再開は、
北朝鮮が政府提案の非核化会談に出て、進展ある立場を見せるかどうかにかかる見通しだ。
これに関し外交消息筋は「19日に米中首脳がワシントンで会談を行い、
北朝鮮との対話再開の必要性に同意したことで、韓米の立場がこの日調整された」と述べた。
続いて「北朝鮮のウラン濃縮プログラム(UEP)とミサイル開発を懸念し、
対北朝鮮対話の再開を望む米国と、対話再開に名分が必要な韓国が
『南北対話を通した北朝鮮の誠意確認』という折衷点を見いだした」と説明し、
「しかし韓国が天安艦・延坪島事件に対する北朝鮮の責任ある措置を受けられない中で、
米国など周辺の要求によって対話路線に旋回したという指摘を受けるかもしれない」と伝えた。
韓米両国はこの日、北朝鮮のUEP問題については国連安保理で対応措置を推進することにし、
中国など関係国を相手にした協議に着手するという意見をまとめた。
一方、スタインバーグ副長官はこの日、「李明博(イ・ミョンバク)大統領と
金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官が北朝鮮の挑発と核対応過程で見せた
強力なリーダーシップに感謝する」とし「韓米協調は餅(sticky rice cake)のようだ」と述べた。
金星煥長官との会談後、記者らに対してだ。
政府当局者は「金長官がスタインバーグ副長官との会談で『韓国では協調が円満な時、
‘餅のような関係’という表現を使う』と話したので、スタインバーグ副長官が
現在の韓米関係に適した表現だと判断して使ったようだ」と述べた。
ソース 中央日報 2011.01.27 11:56:40
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=137024&servcode=A00§code=A20