★キリンHD、華潤創業と中国で清涼飲料事業の合弁設立へ
[東京 24日 ロイター] キリンホールディングスは24日、
中国で小売り、ビール、食品、および清涼飲料事業などを展開する華潤創業と、
中国で清涼飲料事業を行う合弁会社を設立すると発表した。
キリンでは、中国での清涼飲料事業の基盤強化を図り、
拡大・発展のスピードを加速していく方針。
合弁会社の出資比率はキリンが40%、華潤創業が60%。
キリンの総投資額は4億米ドル(約332億円)で、手元資金と借り入れなどで賄う予定。
新会社の詳細は、今後両社で詰めることになるが、
2015年の販売目標は60億元(757億円)としている。
合弁会社では、両社の既存のキリンブランド、セボンブランドに加え、
共同で新しい商品を中国の消費者向けに開発、販売を行っていく。
キリンHDの三宅占二社長は会見で「華潤はすでにビール事業で他社と合弁を組んでいる」
とし、ビール事業での提携交渉は最初から行っておらず「全く視野に入っていない」とした。
今回の提携は、華潤創業から話を持ち掛けたという。華潤創業は、
華潤グループ傘下の企業で、中国全土に3000店を超える小売店舗網を構築している。
2009年12月期の売上高は716億香港ドル(約7643億円)、
税引き後利益は38億香港ドル(約404億円)。
(ロイターニュース 清水 律子)
ソース ロイター通信 2011年 01月 24日 18:59
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19163220110124