【中国】京セラ、太陽電池の中国生産増強、天津工場6倍に[01/21]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ネトウヨの隔離板・東亜ニュース板@振門体φ ★

  京セラが中国・天津の太陽電池組立工場の生産能力(6万キロワット、平成21年時点)を
出力換算で6倍の36万キロワットに引き上げることが21日、明らかになった。

新しい工場棟を建設し、今年春から順次稼働を開始する。

同社はタイで大規模発電所向けの大型案件を受注するなど、アジアでの太陽電池事業を積極展開しており、
天津工場の大幅な増強で市場開拓を狙う。同日午後にも発表する。

 日本の大手太陽電池メーカー各社は、国内のほか最大市場の欧米で現地工場を稼働させているが、
京セラは市場が小規模なアジアでも設備投資を行い将来の市場成長に備える構えだ。

 同社は野洲工場(滋賀県野洲市)と八日市工場(同県東近江市)で
多結晶シリコン太陽電池の基幹部品(セル)を生産し、

海外では天津のほかチェコ、米サンディエゴ、メキシコでパネルに組み立てている。
新たな天津工場は延べ約3万平方メートルで分散していた3棟を集約し設備増強を図る。

 同社は昨年末、タイの発電会社と計20万4千キロワット分の太陽電池を供給する契約を結んだ。
日本メーカーが1社から受注する太陽電池としては過去最大規模。
アジアでの太陽電池需要は世界全体の約1割だが、環境意識の高まりなどから成長が期待されている。

 国内シェア1位のシャープもタイで大規模発電所向けに供給を進めるほか、
中国などアジア勢との価格競争も激化。
京セラはアジアでの現地生産を強化してコスト競争力アップを目指す。

 同社は2010(平成22)年度のセルの生産計画60万キロワットを達成する見込みで、
11年度に80万キロワット、12年度には100万キロワットの生産を計画している。

MSN産経ニュース  2011.1.21
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110121/biz11012116120133-n1.htm