★50年ぶりの「鳥結核」発生
口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザ(AI)に続き、今度は鳥結核が発生した。
国内で鳥結核が発生したのは1961年以後50年ぶりのこと。
20日、江原道(カンウォンド)と農林水産食品部(農食品部)によると、
鳥が相次いで集団死した江原道江陵市沙川面(カンルンシ・サチョンミョン)の養鶏農場に対し、
国立獣医科学検疫院が精密調査を行った結果、鳥結核と判明された。
江原道は、「鶏1500羽あまりを飼育している同農場から最近、
鶏が集団死し、約900羽だけが残っている」とした上で、
「沙川面の他の農場からも同様の症状が出ており、
調査の結果、同じく鳥結核と判明された」と明らかにした。
鳥結核は現在まで、目立った治療法はないが、AIなどに比べ、伝染力は低いことが知られている。
人畜共通の伝染病だが、国内で人が感染した例はない。朴チャンス江原農政山林局長は、
「口蹄疫に続き、鳥結核まで発生し、戸惑っているが、割合伝染力の強くない病気であり、
防疫だけ徹底に行えば、広がることはないだろう」と話した。
一方、昨年11月29日、慶?北道安東(キョンサンブクド・アンドン)で、初の陽性判定が出た口蹄疫は、
20日で、発生から53日目を迎えた。これまでの最長期間の口蹄疫と記録されていた
02年の52日を超えるもの。特に同日は、国内主要畜産研究所の一つである、
農村振興庁・畜産科学院傘下の畜産技術研究センターでも口蹄疫が発生した。
江原城(フェンソン)の研究センターは、くず牛=83頭、韓国牛=404頭などを飼育しており、
先月から人々の出入りを禁止したまま、防疫に全力を上げてきた。
農食品部の関係者は、「動物はもとより、人や飼料の移動が最初から遮断された状況で発生し、
正直、戸惑っている」と言い、「閉鎖前に持ち込まれた飼料を通じ、
ウイルスが伝播されたものと見ている」と話した。規模も同様に連日、最高値を塗り替えている。
同日まで口蹄疫により殺処分された規模は、計229万頭を超えている。
特に豚は、国内全体飼育規模(990万頭あまり)の21%の213万頭あまりが殺処分された。
AIは京畿(キョンギ)の北部まで上陸した。農食品部は、
京畿坡州市広灘面(パジュシ・グァンタンミョン)の養鶏農場からのAIの疑いの申告に対し、
精密調査を行った結果、陽性と判明されたと明らかにした。AIが京畿北部で発生したのは今回が初めてだ。
ソース 東亜日報 JANUARY 21, 2011 05:10
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2011012139878