★ベトナム:10−12月期GDPは前年比7.34%増−中銀に引き締め迫る
ベトナムの10−12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)は前年同期比で7.34%増加した。
景気過熱の回避に向け、与信拡大に歯止めをかける引き締めの必要性が高まった。
ベトナム統計局が29日発表した第4四半期のGDPは、前四半期の7.18%増から伸びが加速した。
2010年全体では前年比6.78%増と、09年の5.32%増を上回る成長率となった。
10年は27.7%の与信の伸びがインフレ率を2年ぶり高水準付近に押し上げ、
信用バブルへの懸念が浮上している。貸し倒れの波への警戒を背景に、
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアーズ
(S&P)は12月に同国の格付けを引き下げた。
アジアノミクスのエコノミスト、ジム・ウォーカー氏(香港在勤)は統計発表前に、
「与信拡大ペースを20%程度まで引き下げる必要がある」とし、
「さらに3−5ポイントの利上げが必要だ」と指摘していた。
ソース ブルームバーグ 2010/12/29 17:15
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aAoj0kPav_vg