★【米公電流出】「チベットの環境問題、待ったなし」 ダライ・ラマが米大使に強調
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が昨年8月、駐インド米大使との会談で、
国際社会はチベットの政治問題より、チベット高原の環境問題に「今後5〜10年、集中すべきだ」
との見解を示していた。英紙ガーディアン(電子版)が16日、
内部告発サイト「ウィキリークス」から得た米外交公電をもとに報じた。
同紙は、ダライ・ラマは環境問題に言及したことはあるが、
中国からの「高度な自治」獲得といった政治問題を
二の次にしてもいいと公然と述べたことはなかったと指摘。
公電はダライ・ラマの見解について
「チベット問題を環境問題として再構築するため、
戦略を変更するシグナルかもしれない」としている。
ダライ・ラマは米大使に対し「氷河溶解、森林伐採、鉱山開発による
水質汚染の深刻化は待ったなしだ」と強調した。(共同)
ソース 産経新聞 2010.12.17 11:19
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101217/chn1012171122001-n1.htm