【芸能】 第二次大戦の日本人の恨みはらす?実写版「ヤマト」は「軍国主義美化」と韓国メディア[12/11]

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1蚯蚓φ ★

http://www.mydaily.co.kr/FILES/201012/201012110918161127_1.jpg
▲「SPACE BATTLESHIPヤマト」

「宇宙戦艦ヤマト」は日本人にとって伝説的な作品だ。

1974年初めて公開されたこのアニメは第二次大戦で実際に米軍の攻撃を受けて沈没した戦艦
「大和」が地球滅亡を防ぐために発進、外界勢力と戦って帰還するという内容で当時、日本人たち
に希望をもたらした。人気はTVアニメブームでも続いた。

この作品の特徴は当時珍しかったSF素材を描いたことにある。これは後に「銀河鉄道999」「機動
戦士ガンダム」シリーズの成功につながってSF漫画の全盛期を呼んだ。「新世紀エヴァンゲリオ
ン」シリーズで現在一番有名なアニメ監督の一人、庵野秀明監督が「'ヤマト'がなかったら今の私
もない」と話すほど「ヤマト」は大きな影響を及ぼしたことが明らかだ。

軍国主義の象徴である戦艦「大和」を登場させたことで「軍国主義を美化した」という批判もあるが、
ヤマトは世界各地に輸出され日本アニメの優秀さを広報した。「宇宙戦艦V号」いう漫画を覚えてい
るだろうか?小さい頃おもしろく見たその漫画が「軍国主義美化漫画」だったという事実を知ったら
苦々しさを感じる人も少なくないだろう。
(中略)
「最終興行収入は50億円程度と予想される」として興行成績に自信を示す製作会社と異なり、作
品自らの評価は真っ二つに分かれる。存在感が大きな原作を持った脚色映画の限界が指摘され
ると同時に興行と好評、二匹のウサギを捕まえるのは大変だ、という事実を再度証明した。「原作
とまるで違う」という声と「それでも特殊効果だけは迫力満点」という評価がインターネット掲示板な
どから次から次と上がってきた。

おもしろいのは「ヤマト世代」でない若い層で悪評が主をなす点だ。<夕刊フジ>の取材に30代女
性は「特殊効果がぴったり78年度封切りした'スターウォーズ'初期作の水準」としながら「日本SF
映画はまだ行く道が遠い」と言い切ったという。これは中壮年層の「ヤマト世代」が原作との「ギャッ
プ」をある程度理解してみるのと異なり、原作に接していないだけ作品をより一層客観的な視線で
眺めているということだ。

一方10日付<産経新聞>には「第二次大戦に参加した戦艦ヤマトは日本人の期待を一身に受け
たが特別な活躍をできずに沈没してしまった。当時の念願を生き返らせたかった」という山崎貴監
督のインタビューがのせられた。推察すれば実写版ヤマトはやはり「軍国主義を美化した作品」と
いう批判を避けられないようだ。世論を意識するなら韓国封切りはやはり不透明な状況だ。

10日現在、ヤマトは「ヤフージャパン」ユーザー評点5点満点中3.1点、映画ポータルサイト「ピア」
で観客満足度5位を記録するなどいまひとつだ。評価が良くなければ序盤の興行に比べて底力
が発揮されにくい。果たして「SPACE BATTLE SHIPヤマト」は第二次大戦当時の日本人たちの恨
みをはらすように長期興行に成功できるだろうか?成り行きが注目される。

イ・ヨンスン記者

ソース:マイデイリー(韓国語) 実態調査版'ヤマト'、2次大戦の恨みをはらす?
http://www.mydaily.co.kr/news/read.html?newsid=201012110918161127