尖閣流出映像、元は4時間半 立ち入り検査も撮影か
沖縄・尖閣諸島沖の衝突映像がインターネット上に流出した事件で、
流出した44分余の映像の元映像は、4本で計4時間36分にわたるものだったことが
19日、海上保安庁が参院予算委員会に提出した資料で分かった。
巡視船が漁船を停船させ、立ち入り検査する様子も映っているとみられる。
海保の提出資料によると、元となった映像は最初に漁船が衝突した
巡視船「よなくに」が撮影したものが2本で、それぞれ16分と29分。
漁船が2度目に衝突した巡視船「みずき」から撮影したものが1本で2時間12分。
「みずき」に衝突する様子を映していた巡視船「はてるま」の映像が1本で1時間39分あった。
「よなくに」は漁船の操業状況や衝突から漁船が逃走するまで、
「みずき」は漁船が衝突してから逃走し、領海外で停船させられるまでを映していた。
「はてるま」は漁船が「みずき」に衝突してから停船させられる様子を撮影。
立ち入り検査の様子も撮影していたとみられる。
これらの映像の他に、巡視船の固定カメラから撮影したものもあったが、
不鮮明で漁船の様子を正確にとらえていなかったため、捜査資料には使われなかったという。
▽ ソース アサヒ・コム
http://www.asahi.com/national/update/1119/TKY201011190553.html?ref=rss