★タイ首相が訪ロ中止 「死の商人」引き渡しで関係悪化
【タイ】タイのアピシット首相が11月21―24日にロシアのサンクトペテルブルクで開かれる
トラ保護の国際会議「タイガー・サミット」への出席を取り止めたことが18日、明らかになった。
タイ政府は憲法改正に関する国会審議出席のためとしている。
タイ政府は16日、2008年にバンコクで逮捕された元ロシア軍将校で
武器商のビクター・ブート容疑者(43)を米国に引き渡した。
ロシア政府は身柄引き渡しに強く反発し、
「米国の圧力による違法な引き渡しだ」とする声明を出していた。
ブート容疑者は武器商人を描いた2005年公開のアメリカ映画「ロード・オブ・ウォー」
(主演、ニコラス・ケージ)の主人公のモデルの1人とされる。
1990年代から、ウクライナなどで調達した大量の兵器を、
国連決議で武器輸出が禁止されているアフリカの紛争地帯や中央アジア、
中東などに売りさばいたとされ、米当局がテロ、謀殺などの容疑で起訴していた。
「タイガー・サミット」にはロシア、タイ、インド、中国など11カ国が参加する予定で、
タイからはスウィット天然資源環相が出席することになる。
ソース newsclip.be 2010/11/18 (17:10)
http://www.newsclip.be/news/20101118_029147.html