◆前立腺炎治療でAV見せて高額治療費を請求したトンデモ病院―中国
重度の前立腺炎患者に治療と称してアダルトビデオを鑑賞させ、退院時に
「性機能回復治療」という名目で600元を徴収した中国・貴州省の病院が問題となっている。
中国新聞社が伝えた。
10月始め、体調を崩した男性が問題となった病院にかかり、検査の結果
重度の前立腺炎を患っているということで入院することになった。
入院当初は通常の前立腺炎向け治療が行われていたが、
ある日突然女性看護師によって「性機能回復治療室」に連れて行かれた。
そして看護師は何も言わずにディスクをプレーヤーに入れて立ち去ったという。
前立腺治療に関するビデオだと思い込んでいた男性だったが、画面に出てきたのは
国外のアダルトビデオだった。
10分ほど見て気分を悪くした男性は治療室を出て、医師に「こんな治療はいらない」と訴えた。
その際、医師は「治療の助けになりますから」と継続を勧めたという。
結局10日経っても一向に回復しなかったことから男性はこの病院を退院、
清算を行ったところ、伝票に600元の「性機能回復治療」費用が記載されていた。
変なものを見せられた上にそれだけで約7000円もの金を取られた男性は激怒、
病院にクレームをつけて争うことにしたという。
その後、男性は入院治療費用総額約1万5000元のうち、1万3000元を返還してもらうことに
成功したとのことだ。
この件に関して地元メディアが病院の院長にインタビューを行った。
院長は「絶対にそのようなことはありえない」と断言したが、
医学的見地から前立腺治療にアダルトビデオ放映は有効なのかという質問については
「まあ、多少は……」と煮え切らなかったようだ。
サーチナ 2010/11/02(火) 10:28
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1102&f=national_1102_040.shtml